【ばけばけ】トキに恋する学生役「あまりにもピッタリすぎて」 制作統括が絶賛する21歳・下川恭平の魅力

俳優の髙石あかりがヒロイン・松野トキを、トミー・バストウがレフカダ・ヘブンを演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)。第46回が1日に放送され、ヘブンが英語を教えている松江中学の生徒・小谷(下川恭平)が年上のトキに恋をする展開が描かれた。制作統括の橋爪國臣氏に小谷のモデルの存在や下川の起用理由など舞台裏を聞いた。

小谷を演じる下川恭平【写真:(C)NHK】
小谷を演じる下川恭平【写真:(C)NHK】

参考にした人物存在もかなりオリジナル

 俳優の髙石あかりがヒロイン・松野トキを、トミー・バストウがレフカダ・ヘブンを演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)。第46回が1日に放送され、ヘブンが英語を教えている松江中学の生徒・小谷(下川恭平)が年上のトキに恋をする展開が描かれた。制作統括の橋爪國臣氏に小谷のモデルの存在や下川の起用理由など舞台裏を聞いた。

 小谷という人物は誰かを参考にしたキャラクターなのだろうか。

「参考にした人がいると言えばいますが、かなりオリジナルです。ハーンの教え子でセツとハーンの2人をいろいろと助けた大谷さんという方を少し参考にしています。若い大谷さんとセツさんがいい雰囲気に見えてハーンが嫉妬したというエピソードがあり、そういったことを少し参考にして作りました」

 小谷を演じる下川の起用理由も尋ねた。

「学生の3人についてはオーディションを開催しました。287人の参加者から非常に良かったということでキャスティングしました。下川さんは錦織役の吉沢亮さんの主演映画『国宝』にも出演していますし、『ばけばけ』のヒロイン・髙石あかりさんとも共演経験があります。非常にお芝居がうまく、器用にいろんなことができる役者さん。その器用さが小谷とうまくマッチすると思って起用しました」

 面白いエピソードも紹介してくれた。

「下川さんがオーディション前に髙石さんに連絡を取ったらしく、髙石さんは『頑張れ』と応援していたそうです。髙石さんは下川さんの話を聞き、『絶対に小谷は下川君になるに違いない』と確信していたようです。我々もあまりにもピッタリすぎて、逆に彼で面白くなるだろうかと考えたぐらいです。そのぐらい素晴らしいと思います」

 下川と髙石は小谷がトキに思いを寄せる設定は知っていたのだろうか。

「下川さんは知らなかったと思いますが、髙石さんには台本ができる前に先々の構想について話しているので、早い段階で知っていて、楽しみにしていたと思います」

 作品は松江の没落士族の娘で、小泉八雲の妻・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描くオリジナルストーリー。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語をフィクションとして描く。

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