ジョニー・デップ、8年半ぶり来日で初の公の場も…77分遅刻 通訳を称賛「I Love her」

米俳優のジョニー・デップが27日、東京・高輪で行われた「A Bunch of Stuff - Tokyo」記者会見に出席した。約8年半ぶりの来日後、初の公の場となった。

記者会見に出席したジョニー・デップ【写真:ENCOUNT編集部】
記者会見に出席したジョニー・デップ【写真:ENCOUNT編集部】

「A Bunch of Stuff – Tokyo」記者会見に出席

 米俳優のジョニー・デップが27日、東京・高輪で行われた「A Bunch of Stuff – Tokyo」記者会見に出席した。約8年半ぶりの来日後、初の公の場となった。

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 デップはこの日、登場予定だった午後4時から77分遅れ、同5時17分に会場入りした。今回の展示について「これだけ長く生きてきた中で、ちょうど振り返る時期だった」と言い、絵との関わりに言及。幼少期から絵を描くのが好きだったと明かして「趣味の範囲から脱皮して、本格的に、絵の具を使った絵画を描くようになったのは30歳になってから。自分にとっての実験であると同時に、逃避だった。目の前のことから自分を切り離すために逃避であり、瞑想的な時間だった、ということで、絵を描くことにより関心を持つようになった」と回想した。

 人に教えを乞うことはなく、独学で学んだと説明して「だんだん自分の中で思い描くことがはっきり見えてくるようになった。自分にとって、解放されるような時間だった。自由を得られる時間であり、潜在意識のものか、無意識の中で描いたものであろうと、表現であることに変わりはない。演技と同じで、絵を描くことは、常になくてはならない、必要なものだった。(精神的に追い詰められるなどして)自分の脳が爆発してしまうかもしれない、というところで、自分にとって欠かせないものでした」と語った。

 デップは、ステージ横で同内容をしっかり和訳した女性翻訳者をじっと見つめ、英語で「I Love her so much」と称賛。会場から笑いが巻き起こった。

 デップは日本国内で今後、約30年ぶりに監督を務めた新作映画『モディリアーニ!』(2026年1月16日公開)のレッドカーペットイベントや「東京コミコン2025」への参加が予定されている。

 同展は、ジョニー・デップの作品と創作プロセスを五感で体験できる没入型(イマーシブ型)アート展覧会。米国外では初めて100点以上の作品、私物、貴重なアイテムが東京に運ばれる。30年以上前に制作された自画像から近年の作品まで展示され、ジョニー・デップの内面世界を映し出す。高輪ゲートウェイNEWoMan Southの2階の「+Base 0(プラスベースゼロ)」で、28日から26年5月6日まで開催予定。

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