思い出のイチョウが太陽光パネルに…目を疑う光景にライダーぼう然 「他人事ではなくなった」

愛車のバイクで訪れた思い出の景色が、一面の太陽光パネルに変わっていた――。千葉県在住のライダーが投稿した写真がネット上で大きな反響を呼んでいる。黄金色に輝いていたイチョウの木は跡形もなく、一面に太陽光パネルが敷き詰められた光景に、ネット上では「悲しすぎる」「景色を返してほしい」と嘆きの声が噴出。日本各地で進む景観の変化に、さまざまな声が寄せられている。

かつて訪れたという思い出のイチョウの木【写真:俺のW800(@W800_kenwalk)さん提供】
かつて訪れたという思い出のイチョウの木【写真:俺のW800(@W800_kenwalk)さん提供】

愛車のバイクで訪れた思い出のイチョウの木が一面の太陽光パネルに

 愛車のバイクで訪れた思い出の景色が、一面の太陽光パネルに変わっていた――。千葉県在住のライダーが投稿した写真がネット上で大きな反響を呼んでいる。黄金色に輝いていたイチョウの木は跡形もなく、一面に太陽光パネルが敷き詰められた光景に、ネット上では「悲しすぎる」「景色を返してほしい」と嘆きの声が噴出。日本各地で進む景観の変化に、さまざまな声が寄せられている。

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「俺の好きだった場所
おいおい、ちょっと待ってくれよ。今日の目的地だったイチョウが太陽光パネルになってた。1回通り過ぎたぞ。あんなキレイだったのに。
太陽光パネル問題は今日から他人事ではなくなった」

 今月中旬、SNS上に投稿された2枚の写真。美しい黄金色のイチョウが立っていた場所が、今は一面太陽光パネルに覆われ、変わり果てた姿となっていることがうかがえる。

 投稿は1.9万件を超えるリポスト、11万件もの“いいね”が寄せられるなど話題に。「これは酷い…悲しすぎます」「本当に同じ場所ですか?!」「自然を壊しての太陽光発電…本当に残念ですね…」「こんなに綺麗なイチョウが太陽光パネルになるなんて最悪」「本当やるせない」「この景色を消して、環境にやさしいとかは嘘だよ」「マジで日本返せよ」「土地の持ち主からしたらイチョウの落ち葉や銀杏の処理が大変だったんだろうな」「これ、仕方無いよね。何も言えないよ。その土地の所有者の判断なんだから」など、さまざまな声が寄せられている。

 投稿者は千葉・銚子市在住で、バイク歴は20年以上という俺のW800(@W800_kenwalk)さん。千葉・いすみ市内の某所で2年ほど前に通りがかったイチョウの樹を目指し、バイクを走らせていたところ、見る影もなくなった思い出の場所にぼう然としたという。

 話題を呼んだ投稿について、「偶然見つけたお気に入りの場所でした。今年も見に行こうと思い行ってみたらこの状態になっていて、悲しいなと思い投稿しました。こんなに反響があるとは思いもしませんでしたが、共感の声を大多数いただき、これが民意なんだなと感じました」と投稿者。

 一連の反響を受け、「今世間ではメガソーラーが騒がれています。どこか自分には関係のない話だと思っていましたが、今回の件で自分も少し知って調べて考えたりする良いきっかけになりました。イチョウの木を維持するのも大変だと思うし、自分が同じ立場だったら邪魔だと思うかもしれません。太陽光を悪だと言うのは簡単ですし、メリットもあるのだと思います。それでもこういった景色が減っていくのは悲しいし、きれいな景色は残っていてほしい」と複雑な思いを語っている。

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