「センス良すぎ」渋谷区の豪華すぎる育児パッケージが話題 「我が街は絵本一冊と…」“地域差”にモヤモヤ

妊娠・出産を控えた家庭に自治体が贈る「育児パッケージ」の内容が、「センス良すぎ」「羨ましい」と、ネット上で大きな反響を呼んでいる。話題のパッケージを受け取ったXユーザーのおまめちゃん(@tokyo_baby12)さんに、詳しい話を聞いた。

子育て世代にありがたい支援【写真:X(@tokyo_baby12)より】
子育て世代にありがたい支援【写真:X(@tokyo_baby12)より】

ファミリアも! 渋谷区の育児パッケージが「使えるものだらけ」

 妊娠・出産を控えた家庭に自治体が贈る「育児パッケージ」の内容が、「センス良すぎ」「羨ましい」と、ネット上で大きな反響を呼んでいる。話題のパッケージを受け取ったXユーザーのおまめちゃん(@tokyo_baby12)さんに、詳しい話を聞いた。

「渋谷区の育児パッケージ届いた 肌着だけでもこんなに沢山 familiarも入ってる 靴下一足しか買ってなかったから嬉しいな BOXのカラーも質感も好みでした 赤ちゃんグッズってなんでこんなに可愛いの」

 おまめちゃんさんがパッケージの内容を公開したのは、11月18日のこと。投稿された画像には、人気ベビーブランド「familiar(ファミリア)」のアイテムを含む、多種多様なベビー用品がこれでもかと並べられており、その充実ぶりに「渋谷区すげー」「こんなに可愛くて素敵なもの貰えるんだ」「渋谷区センス良すぎですね…」「使えるものだらけですね」「さすが東京都。予算あるんやねぇ」「羨ましいなぁ…」と驚きの声が殺到。「愛知もやってくれー」「我が街はペラペラの絵本一冊と図書カード2000円分、ハンカチ3枚しか貰えんかった」など、自身の自治体と比較する意見も多く寄せられ、注目を集めた。

 渋谷区の公式サイトによると、パッケージは、妊娠16~32週目に保健相談所での面接を受け、妊娠33週目時点で渋谷区に住民登録がある妊婦に送付。育児に必要な衣類(肌着・ベビー服など)、スタイ、体温計、ガーゼ、バスタオル、おもちゃ、爪切りなど出産後に欠かせない育児用品が詰まっている。

 育児への支援策は自治体ごとに異なるが、渋谷区は種類も豊富でオリジナルのハチ公デザインのものなど、クオリティーの高さが際立っている。

 来月出産予定のおまめちゃんさんは「体温計、爪切りはさみは必ず使用するものですので買わずに済むのはうれしいです。個人的にハチ公デザインのスタイ、バスタオルは渋谷区らしさがあってお気に入りです」と説明。

 さらに、多くの反響を呼んだファミリアのアイテムについても言及し、「familiarのものも3点ほど入っており、スタイだけで4000円ほどするので自分で買うのは少しためらいますが無償でいただけたのはうれしいです」と感謝した。

 渋谷区は公園が多く、待機児童が少ないなど子育てに優しいイメージもある。おまめちゃんさんは「まだ産まれてからの生活が想像できないので、なんとも言えませんが、緑が多いのはうれしいなと思います。区の子育て支援センターも評判が良さそうなので利用するのが楽しみです」と、同区での子育てを期待した。

 投稿が大きな話題となったことについては、「こんなに反響があるとは思いませんでした」と率直な感想を口にした。

「寄せられた意見にマイナスなコメントは一切なく、渋谷区すごい、センスがいい等のコメントがいちばん多かった気がします。中にはわたしの地域は〇〇でしたとか、何がもらえたのか、全く使えるような物じゃなかった等、渋谷区と比較してコメントをしてくださってる方もいらっしゃいました。改めて渋谷区のセンスの良さ、地域によって子育て支援は様々なんだなということを知りました」と、自治体による支援の差を改めて認識したという。

 物価高の中、子育て世代にとって実用的かつ魅力的な自治体サポートは大助かりだ。一方、提供する側の自治体にとっても、人口流出を食い止めるメリットがある。地域の特色が表れたウィンウィンの形は、多くの人の関心を集める出来事となった。

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