【RIZIN】榊原CEO、次戦で現役引退の武尊は「引退しないかも」“格闘技界のあるある”「分からないじゃないですか」

格闘技イベント「RIZIN」は20日、都内で記者会見し『RIZIN師走の超強者祭り』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カード3試合を発表した。会見後に取材に応じた榊原信行CEOは、今月16日にアジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」が開催した「ONE 173」に出場し、計量オーバーの末に敗戦した安保瑠輝也について言及。次戦での現役引退を表明した武尊については「1つの時代が終わった」とリスペクトを語った。

取材に応じた榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じた榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】

計量オーバーの末敗戦の安保瑠輝也には「腐ることなく気を吐いて」とエール

 格闘技イベント「RIZIN」は20日、都内で記者会見し『RIZIN師走の超強者祭り』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カード3試合を発表した。会見後に取材に応じた榊原信行CEOは、今月16日にアジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」が開催した「ONE 173」に出場し、計量オーバーの末に敗戦した安保瑠輝也について言及。次戦での現役引退を表明した武尊については「1つの時代が終わった」とリスペクトを語った。

 今月16日に開催されたONEには、マニー・パッキャオとのボクシング戦やシナ・カリミアンとの階級を超えたエキシビションマッチなどでRIZINを盛り上げてきた安保が初参戦。強豪のマラット・グレゴリアンとの一戦に臨んだが、前日に計量オーバーした末、試合は判定で敗戦した。

 カード発表後に取材に応じた榊原CEOは、「まあその残念というか、キャリアの中で初めて体重が作れなかったと言ってましたけど、ハイドレーションテストは必須なんでしょ。ONEに行った以上はやっぱりそれはきっちり守るもの。プロなので言い訳は彼もしないと思います。グレゴリアンに勝ってというストーリーを描いてたところで、そのスタートライン立つ前に、計量で失敗しちゃってるんで、あーあって感じ」と受け止めを語ったうえで、「これで腐ることなく、ONEの中でまた気を吐いてくれればいいかなと思います」と激励していた。

 また、この大会で復活の勝利をあげた武尊は試合後に元ONEフライ級王者ロッタン・ジットムアンノンを指名したうえで、次戦での現役引退を表明した。榊原CEOは「本当に素晴らしい一時代を築いたし、1つのキックボクサーとしての生き様を見せてきた武尊が次で引退するっていうのは1つの時代が終わるタイミングになるのかもしれない」とかつて22年6月に開催された『THE MATCH 2022』にも出場し、那須川天心と“世紀の一戦“を闘ったレジェンドについて語った。

 そのうえで「格闘技界のあるあるで本当に引退するかは分からない。その時はそういう気持ちになっても分からないじゃないですか」と笑みを浮かべながら口にしたうえで、「でも1つの時代が終わるのは確か。武尊らしいこだわりだなって思いますね。最後もう1回ロッタンに勝って引退したいというのは。武尊の今後のチャレンジも注視したいなと思います」と動向に注目していた。

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