看護師免許持つ異色の新人アナ、読売テレビ・吉澤真彩が看護実習で感じたテレビの力「退院後の希望を持てる」
2025年、読売テレビには3人の新人アナウンサーが入社した。これは開局以来、初めてのこと。10月からは日本テレビ系の情報番組『ZIP!』(月~金午前前5時50分)内の関西ローカルパートでMCを担当。また同局のキャラクター・シノビ―と3人がメインMCを務める新番組『シノビーのノビしろ』(月1回放送、第1月曜の午前10時25分~)もスタートするなど、、開始すると発表した。ENCOUNTではそんな3人の新人アナにインタビュー。人となりや、今後の目標について聞いた。第2回は神奈川県出身の吉澤真彩(まや)アナウンサー。

「高校サッカーの魅力を伝えたい」サッカーへの情熱が導いた大阪の地
2025年、読売テレビには3人の新人アナウンサーが入社した。これは開局以来、初めてのこと。10月からは日本テレビ系の情報番組『ZIP!』(月~金午前前5時50分)内の関西ローカルパートでMCを担当。また同局のキャラクター・シノビ―と3人がメインMCを務める新番組『シノビーのノビしろ』(月1回放送、第1月曜の午前10時25分~)もスタートするなど、、開始すると発表した。ENCOUNTではそんな3人の新人アナにインタビュー。人となりや、今後の目標について聞いた。第2回は神奈川県出身の吉澤真彩(まや)アナウンサー。
神奈川県川崎市出身。大学も含めて、関西には縁のなかった吉澤アナが読売テレビを志望した背景には、長年抱き続けてきた高校サッカーへの強い想いがあった。自身が通っていたのは、元日本代表の中村俊輔氏をはじめ数々のプロサッカー選手を輩出している名門・桐光学園高だ。
「元々高校サッカーが好きで。神奈川県出身なんですが、(サッカー)強豪校に通っていたんです。小学校からずっと、高校までの12年間、応援にもよく行っていたので、その高校サッカーに携われる局に行きたいと思ってまず日テレ系列を志望していました」
大阪もサッカー激戦区の一つ。「毎年、優勝校が変わる激戦区だと思うので、その応援の熱をリポートして、もっともっと高校サッカーの魅力を伝えていけたらなと思っています」
上智大では総合人間科学部看護学科に進学し、看護師の国家試験にも合格している。アナウンサーとしては異色の経歴だが、半年間の看護実習で学んだことは多い。
「大学で進路を考えた時、元々興味があったので、自分に身につくものがあるといいなということで看護学部に進みました」
看護実習の場で吉澤アナが目の当たりにしたのは、病と闘う患者にとってのテレビの重要性だった
「やっぱり、病院って患者さんはベッドで病気との戦いをしている。その中で1人の時間はとても長い中で、テレビを見ている方ってやっぱり多いんですよ。そこで社会との繋がりを感じられたりとか、退院後の希望を持てたりするのってテレビなんじゃないかなと思った。そこでテレビの必要性を改めて実感しました」
テレビの価値を再認識し、同時にアナウンサーという仕事への想いをより一層強くした。
目指すは「視聴者の行動のきっかけとなる」アナウンサー
吉澤アナのプロフィールで目を引くのが、“1人ハリーポッター”という特技。1人で複数の登場人物のやり取りを再現できるというものだが、その根底には、優れた観察眼と記憶力があるようだ。それは「あらゆるスポーツの体得」というもう一つの特技にも繋がっている。
「スポーツをしている人の様子を見て、自分がどういう形にしたらそれに近づけるかっていうのを得意としていたんです。アナウンサーとしても先輩の姿を見て、もっともっとこうしたらいいんじゃないかと自分の中で考えられると思うので、ロケなどに活きてくるのではないかなと思います。」
4歳からダンスを続け、大学ではチアリーディング部に所属していた経験も、その身体能力を裏付けている。
元々テレビっ子で、テレビから得た情報で「あ、ここに行きたいな」と行動を起こしていたという吉澤アナ。今度は自分が情報を届ける側になったことに、大きな喜びを感じている。
「誰しもが、前向きになれない日もあると思うんですけど、そういう日でもテレビを見た時に、『あ、楽しそうだから次の休日にはここに行ってみようかな』って生活での楽しみだったり、前向きになれることだったりを届けたいなというのが私の軸です。だから情報番組を担当したいです。」
そうした思いを胸に、担当したい番組の一つに情報番組を挙げた吉澤アナ。憧れの存在は日本テレビの畑下由佳アナウンサーだという。
「畑下さんは高校サッカーを伝えるために、サッカーの審判の資格を取ったり、海外のサッカーを自分で現地に見に行ったり、そのような仕事に対しての姿勢っていうのにすごく憧れています。“準備10”の“本番1”ってよく言われると思うんですけど、私もやっぱりそこの10は怠らずに、自分が出来る最大限のことを伝えられるような、そんなアナウンサーになりたいなと思っています」
最後に、今後の目標を尋ねた。
「誰かの前を向くきっかけを届けたいという思いがあります。テレビを通して私が伝えることで、『今日も1日頑張ってみようかな』とか、ちょっと背中を押せるようなそんな存在になれたらいいなって思っています」
多彩な個性と真摯な姿勢を併せ持つ吉澤アナが、これからどんな言葉で視聴者の背中を押し、行動のきっかけを届けてくれるのか。注目したい。
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