吉井和哉、ドキュメンタリー映画撮影時は自らレンタカー運転「自分で手配して借りてます」

ロックバンド・THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉が18日、都内で行われた映画『みらいのうた』(12月5日公開、エリザベス宮地監督)の完成披露舞台あいさつに、宮地監督とともに登壇。撮影期間を振り返った。

舞台あいさつに登壇したTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇したTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉【写真:ENCOUNT編集部】

「この映画のためにミュージシャンになったんじゃないか」と吐露

 ロックバンド・THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉が18日、都内で行われた映画『みらいのうた』(12月5日公開、エリザベス宮地監督)の完成披露舞台あいさつに、宮地監督とともに登壇。撮影期間を振り返った。

 同作は、3年以上にわたる吉井への密着取材を経て制作したドキュメンタリー。恩人(URGH POLICE[アーグポリス]のボーカル・ERO)との約40年ぶりのセッションを目指すまで、その道中で発覚した吉井の病、2024年の東京ドームでの復活公演など、吉井のこれまでの人生と音楽の結びつきが収められている。

 制作初期は、ドキュメンタリー映画にする想定ではなく「ソロアルバムの特典にするかなくらいのニュアンスだった」と宮地監督。しかし、吉井が喉頭がんになったことをきっかけに、同作のもう1人の主人公・EROと「同じステージに立った感じになった」と吉井は振り返り、「病気にならなかったら着地が難しかったですよね」と涼しい顔で語った。また、宮地監督には「がんになっちゃいました(笑)」と病状を報告したことを明かし、観客を笑わせていた。

 この日は、撮影中の裏側についてもトーク。撮影では吉井自ら車を運転していたそうで、最初は自身の車だったが「最後の方はレンタカーだった」と回顧した。さらに、レンタカーは「自分で手配して借りてますから」と打ち明け、「普通は自分で借りませんよね。マネジメントが用意しますよね。腹立ってきた! 僕が車の傷チェックもしていましたよ」と話し、笑いを誘った。

 そうして完成した同作への想いを聞かれると「自分のことを追いかけてもらっていたんですが、初めて見た時はすごくワクワクしたんです。全部脚本が決まっていたかのように話が展開していく。僕はミュージシャンが人生のキャリアのほとんどですが、この映画のためにミュージシャンになったんじゃないかってくらい。過去に遡りながら未来に向かっているような不思議な感じ」としみじみと話した。

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