シンガーソングライターの松任谷由実が16日、TBS系『日曜日の初耳学』（日曜午後10時）に出演。一目ぼれした芸人を明かした。

　番組中、インタビュアーの林修が「実はここで、ユーミンさんが愛する、ある方とリモートがつながっているんですが、お呼びしてよろしいでしょうか？」と振った。これに松任谷は「ええっ!?　人によっては困るな」と反応。スタジオが笑いに包まれる中、紹介されたのはピン芸人のZAZYだった。

　これに共演者たちが「なんで？」と驚くと、松任谷は「デビューの時くらいから、すごいなぁこの人は……って思ってました」と説明。「ユーミンさんが一番お好きなZAZYさんのネタって、どんなネタですか？」との質問には、「パン、パン、パンっていう……」と代表ネタのひとつ「きぬえにパンパン」を挙げた。

　そのまま「私もね、美大生だったんですよ」と発言。「フリップは好きだったかもしれない。動きがすごくあって。ネタとのマッチングがすごくてね、ツボに入っちゃったんです」と分析した。

　続けて、松任谷は10年前、自身の苗場ライブにZAZYを呼んだことを回想。「フリップのネタをやってもらったんですけど、3分の1のお客さんが笑ってました」と懐かしんだ。

　一方で、ZAZYは「本当に、ZAZYで居続けてられたのはユーミンさんのおかげなんですよね」と告白。「初めて知り合った時に『あなたはオバカルだから』ってユーミンさんに言われたんですよ」と述べ、「僕、オバカルって言葉を知らなくて、ユーミンさんにオバカルってなんですか？　って聞いたら、『オーバーカルチャー。枠を超えてる存在だから、あなたはそのままやり続けていたら、いずれ売れるよ』って言ってくださったんです。それでずっと格好とか芸風をつらぬけて、ちょっとブレイクできた。本当にユーミンさんのおかげです」と感謝した。