俳優の妻夫木聡が主演を務めるTBS系連続ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』（日曜午後9時）の第6話が16日に放送された。ロイヤルホープがラストランとなる有馬記念に挑む様子が描かれる中、佐藤浩市が演じる耕造の変貌ぶりにも視聴者から驚きの声が上がった。

　本作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真氏の小説『ザ・ロイヤルファミリー』（新潮文庫刊）が原作。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な人間ドラマとなっている。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　2015年の日本ダービーで2着と惜敗したロイヤルホープ。16年、17年とG1レースに挑み続けるも勝利に届かないレースが続いたことが明かされ、有馬記念への3回の挑戦も勝利にはあと一歩及ばなかった。それでも応援するファンは確実に増えていた。

　栗須（妻夫木）は耕造に17年の有馬記念終了後、来年の有馬記念を最後に自身もロイヤルホープも引退すると告げられ驚きを隠せなかった。それは事前の家族会議でも伝えられ、次期社長へは優太郎（小泉孝太郎）と突然命じたため、優太郎も戸惑いを隠せないでいた。

　そして、耕造は「がんが見つかった。どこまでもつか分からんそうだ」と栗須に告げ、有馬記念の前哨戦となる天皇賞・秋やジャパンカップへの現地観戦もかなわなかった。闘病で体力を削られ、髪は真っ白に。これまでの迫力がなくなりつつも、ロイヤルホープ関係者との決起集会では気丈に振る舞う様子を見せていた。

　佐藤が演じる闘病中の耕造の姿に、SNS上では「浩市さん痩せた、すごい」「かなり痩せたよな…」「なんか一気に痩せた感じがする…」「役作りに本気すぎないか」「髪の毛が白くなっただけじゃなくて一気に弱って見える…覇気が消えてる演技」「役者凄い」といった驚きと称賛の声が上がっていた。