【ONE】デビュー戦完敗の安保瑠輝也、計量失敗で“引退宣言”も試合後は「ここで言及することはない」
第11試合では、元K-1スーパーライト級王者・安保瑠輝也(30=MFL team CLUB es)が元K-1スーパーウェルター級王者マラット・グレゴリアン(34=アルメニア)に0-3の判定で敗戦した。試合後に会見で安保は「初めての体験だった」と試合の感想を語ったうえで、“引退試合”とつづった真意について言及した。

0-3の判定でグレゴリアンに敗戦
第11試合では、元K-1スーパーライト級王者・安保瑠輝也(30=MFL team CLUB es)が元K-1スーパーウェルター級王者マラット・グレゴリアン(34=アルメニア)に0-3の判定で敗戦した。試合後に会見で安保は「初めての体験だった」と試合の感想を語ったうえで、“引退試合”とつづった真意について言及した。
敗戦後、汗だくの状態でプレスルームに直行した安保。まず対戦相手のグレゴリアンについて「強かったです」と一言で振り返った。
前日に行われた本計量とハイドレーションテストに失敗。その後、ハイドレーションの規定値をクリアしキャッチウェイトでの試合となったが「全然大丈夫です。リカバリーは遅れたんですけど、フェイスオフに出席せずに、食事とか取れたんで、本当に万全な状態で負けたなっていうのが素直な気持ちです」と言い訳はしなかった。
かつて自身のSNSで「体重オーバーした時は格闘技を辞める時」と明かしていた安保。計量失敗後にも「オレの引退試合」とつづっていたが、「過去にそういう発言をしたんで、ちょっともう一周回ってなんか、それすらもみんな騙しにきてるような、注目度になってたような状況やったんで、切り取りましたけど。そこに関しては特に深くは考えてなくやったことなんで、ここで言及することはない」と言葉を濁した。
元GLORY世界ライト級王者の実績も持つグレゴリアン。「グレゴリアンのパンチって、軽く当たって、それが拳じゃなくても、触れたとしたら、相手をのけぞらすような、やっぱり体の強さ。ちょっと今言葉にできない、言語化できないんですけど、そういうのをすごく感じましたね。初めての体験でした」と改めて世界レベルに対峙した実感を述べた。
会見中、大きな深呼吸をしながらも一つ一つの質問に丁寧に答えていった安保。「今の気持ちは、悔しい。ただ、グレゴリアンと向かい合って、自分のセコンドとできる全てをやって、この結果だったんで。また今後頑張るしかないです」と懸命に前を向いた。
フェザー級キックボクシングルールで行われる予定だった一戦は、安保が前日の本計量とハイドレーションテストにいずれも失敗し、ファイトマネーの30%をグレゴリアンに支払うキャッチウェイト戦として開催されていた。
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