King ＆ Princeの音楽と花火がシンクロしたダイナミックエンターテインメント『King ＆ Princeとうちあげ花火2025』が15・16日、千葉・ZOZOマリンスタジアムにて開催された。昨年に続き2回目の開催となる本イベントでは1万3000発の花火が夜空を彩り、2日間で6万人ファンを動員した。ENCOUNTでは16日の公演の模様と、3年ぶり6度目、現2人体制で初となる『第76回NHK紅白歌合戦』出場への思いを語った囲み取材の様子をレポートする。

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　開始時刻の午後4時30分になると「『King ＆ Princeとうちあげ花火』始まるよ～」と永瀬廉と高橋海人による掛け声が場内に響き、浴衣姿の2人が登場。茜色に染まった空を打ち上げ花火が華麗に彩る極上の景色のなかで『HEART』の歌唱をスタートさせた。

　トロッコで『なにもの』『My Love Song』を披露するとバックステージに到着。ティアラ（King ＆ Princeのファンネーム）と一緒にカウントダウンをすると、花火ブロックが幕を開けた。King ＆ Princeの曲が次々と流れるなか、2人は潤んだ瞳でティアラと同じ方向を見つめ、花火ショーを満喫していた。

　他にもback numberの『ヒロイン』のカバーや自身の楽曲『I promise』をアコースティックバージョンで歌唱。またMCコーナーでは前日の公演で披露したという、桑田佳祐の『白い恋人達』も急きょ歌唱し、会場はロマンティックなムードに包まれていた。

　花火ショーでは12月24日発売の7枚目アルバム『STARRING』のリード曲『Theater』を初お披露目した。そして今年8月リリースの『What We Got ～奇跡はきみと～』を歌い上げた後にラストの『WOW』では壮大な花火を背負いながらパフォーマンスを披露。『King ＆ Princeとうちあげ花火』は今年も大成功を収め、ティアラの心に幸せな冬の思い出を刻んだ。

　イベント後、囲み取材での主な一問一答は以下の通り。

――『第76回NHK紅白歌合戦』の出場が決まりました。今のお気持ちをお願いします。

永瀬「3年ぶりですし、今の体制になって初めての出場ということでめちゃめちゃうれしいです。9月の『うたコン』（NHK）にも同じくらい久々に出させていただいたんですが、あの時と変わらないスタッフさんがすごく温かく我々のことを迎え入れてくださったんです。（収録のあった）NHKホールは僕らがデビューする前から月1で立たせてもらっていた場所だったので、そういうのも相まってちょっと違った意味で感動しましたね。King ＆ Princeとしての最高のパフォーマンスをファンの方々に届けたいなと思っています」

高橋「“『紅白』が決まったよ”と言われた時、率直にうれしい気持ちがあふれ出してきました。この3年間で、2人でアリーナ公演をやって、そこからドームに立たせていただきましたし、こうした自分たちならではのイベントや音楽性も強化してきました。『紅白』のスタッフさん、全国の皆さん、もちろんティアラのみんなにも自分たちが成長した姿を見せられるといいなと思います」

――今年の『紅白』で楽しみにしていることは。

永瀬「皆さんのリハーサル風景がニュースで流れるじゃないですか？　それを見るのが楽しみです。年末だなってなる」

高橋「分かる！　お祭り的なね。僕はいろんなアーティストさんのおしゃれな私服を見られるのが楽しみです」

――今年中にやっておきたいことはありますか。

高橋「富士山に登りたいですけど、たぶん閉山してますよね？　もうやり残しましたね（笑）。来年に期待です」

永瀬「やり尽くしたかな……。でも、歌番組やアルバムも出ますので“年末まで風邪をひかない”というのをやりたいですね。ここから忙しくなるので健康しかない。そこを意識した丁寧な暮らしをやり続けたいです」

――丁寧な暮らしというのは。

永瀬「わかめのみそ汁飲みます。これで1年健康で動いています」

――2人で花火を見ている時、どんな話をしているんですか。

高橋「奇麗だね～って」

永瀬「お互い動画を撮り合ったりなど、昨日はずっと携帯で花火を撮っていたので、ほぼ生で花火を見ていないんですよ。だから今日は肉眼で見るのを意識しようと思います」

高橋「昨日は“どれだけ美しく永瀬廉を撮れるか”というのに集中していまして、見事CMみたいな永瀬廉を収めることができました。どこかで皆さんに見せできたらなと思います。今日も美しい永瀬を撮りたいと思います」

※高橋海人の「高」の正式表記は「はしごだか」