『トイ・ストーリー5』初映像が解禁、ウッディ&バズらに新たな脅威…2026年夏公開
ディズニー&ピクサーの大ヒットアニメーション『トイ・ストーリー』シリーズの最新作『トイ・ストーリー5』(2026年夏公開)の初映像が12日、全世界で解禁された。併せて、ポスタービジュアルも公開された。

ポスタービジュアルも公開
ディズニー&ピクサーの大ヒットアニメーション『トイ・ストーリー』シリーズの最新作『トイ・ストーリー5』(2026年夏公開)の初映像が12日、全世界で解禁された。併せて、ポスタービジュアルも公開された。
1995年に公開されたシリーズ第1作『トイ・ストーリー』から約30年。おもちゃと子どもたちの絆を描いてきた本シリーズの最新作では、テクノロジーが発達した現代に生きる“おもちゃ”たちが、これまでにない試練に直面する様子が描かれる。
今回公開された最新映像では、バズ・ライトイヤーが初めてアンディのもとにやって来たときのような衝撃的な展開が描かれている。子ども部屋に届けられた一つの箱を前に、レックスやスリンキー・ドッグは震え上がり、フォーキーとカレン・ビバリーは目を覆って指の隙間から中をのぞき込む。ミスター・ポテトヘッドはミセス・ポテトヘッドの目を取り外して怯え、ジェシーとブルズアイも不安な表情を浮かべている。
まるで第1作の冒頭で、ウッディたちのいる子ども部屋にバズがプレゼントとして現れたシーンを彷彿(ほうふつ)とさせる構図だ。そんな緊迫した空気のなかで、おもちゃたちに突きつけられるのは「おもちゃの時代は……もう終わり?」という現実。箱の中に入っていたのは、現代の子どもたちの心をつかむタブレットだった。
タブレットは「こんにちは! わたしはリリーパッド。一緒にあそぼう!」と明るい声で語りかけ、ボニーは「やったー! うれしい! ありがとう!」と大喜び。映像の最後では、ウッディとバズが登場し、リリーパッドの存在に恐れを抱きながら抱き合うという、コミカルなシーンで締めくくられている。
監督・脚本を務めるのは、『トイ・ストーリー』シリーズのすべてに関わってきたアンドリュー・スタントン氏。ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであり、自身もシリーズに携わり続けてきたピート・ドクター氏は「彼はトイ・ストーリーのすべての映画で脚本を書いている天才です」と語っている。
アンドリュー監督は、「『トイ・ストーリー5』で、おもちゃたちはとても大変な状況に直面することになります。今の子どもたちは電子機器に夢中。おもちゃはかないません。テクノロジーがどこにでもある今の時代、おもちゃには、携帯、タブレットなど、強力なライバルがいるのです」と明かし、ピート氏もまた本作のテーマのひとつを「トイ・ミーツ・テクノロジー(Toy Meets Tech)」だと語る。
現在、ウッディはボーとともに迷子のおもちゃを助ける活動をしており、バズとジェシーはボニーの部屋でリーダーを務めているという設定。そこへリリーパッドの登場によって「本当に子どもに必要なこと」を巡り、登場キャラクターたちの間で意見が対立する展開になるという。
ピート氏は「ウッディは助けを求められて戻ってくるんだけど、ウッディとバズは意見がいつも合うわけじゃない。これ以上ネタバレしたくないから、ここからの展開は言わないでおくね!」と話しており、物語の全容は今後の続報を待つ形となる。
テクノロジーと共存する時代に、“おもちゃ”の存在意義を問い直す意欲作『トイ・ストーリー5』は、2026年夏に公開予定。
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