スーパーで買ったマグロの刺身を釣り餌に→「食ってきました」まさかの結果に驚愕…過去には“幻の魚”も

冷凍庫で眠っていた“食材”を餌に使ってみたら、想定外の釣果が上がった。試してみたのは、スーパーの特売でゲットしたマグロの刺身。これには、一緒に行っていた釣り仲間も衝撃。釣り上げた本人も「食ってきました」とびっくりしている。

マグロの刺身で衝撃の釣果【写真:本人提供】
マグロの刺身で衝撃の釣果【写真:本人提供】

「飲み込むように食ってきました」

 冷凍庫で眠っていた“食材”を餌に使ってみたら、想定外の釣果が上がった。試してみたのは、スーパーの特売でゲットしたマグロの刺身。これには、一緒に行っていた釣り仲間も衝撃。釣り上げた本人も「食ってきました」とびっくりしている。

「冷凍しておいたマグロの刺身の余りを、針に付けて投げたら、カレイに化けました」

 上々のサイズのカレイが2枚。30センチのヌマガレイと、34センチのクロガレイだ。竿1本、2時間の成果だ。

 SNSで報告したのは、北海道在住の男性会社員。小学生の時にシロギス釣りを始めてから40年近くの趣味。転勤で関東から移り住み、北海道釣りを楽しんでいるという。

 同じ海の魚とは言え、魚介類そのものや切り身を用いる「身餌」として、なぜマグロを選んだのか。ちょっとした秘話がある。

「冷凍庫の整理で出てきたので、使いました。実はその前に、マグロでイトウが釣れると聞いて、試してみたら本当に釣れたという経験があります。その時の余りを冷凍庫に入れたまま忘れていて、今回、海でも試したら、カレイに化けた次第です」

 イトウは日本最大の淡水魚。絶滅危惧種にも指定され、“幻の魚”としても知られている。そもそもマグロで釣ったというのはかなりの驚きだ。

 カレイ釣りは一般的には、アオイソメなどの虫餌を使うことが多い。いざ海釣りでマグロでトライしてみると、「あまり深く考えず、折りたたんで11号針に縫い刺しました。結構大きく針に付けたのですが、マグロを飲み込むように食ってきました」。カレイが好反応を示したのだ。

 仲間内で騒然。「釣り仲間に、『身餌でも、海でマグロはない』と言われながらシャレで投げたのですが、20分くらいして竿につけた鈴がなり、1枚釣れました。『2枚釣れるまではまぐれだ』と言いながら投げて、その30分後にサイズアップしてもう1枚釣れました。『カレイはマグロでいけるのか?』と言いながら、大きめにつけて投げたところ、食われましたが、針に乗りませんでした。鈴が鳴るたびに、自分も含めて沈黙。竿を見つめるというのを繰り返しました」。まさに固唾(かたず)をのんでカレイが釣れるのを見守っていたという。

まさかのカレイ【写真:本人提供】
まさかのカレイ【写真:本人提供】

「やはり海老で鯛か!」ネット仰天

 衝撃の釣果を受けて、ネット上では「やはり海老で鯛か! 鮪でカレイ、なるほどな」「やったね」と驚嘆の声が寄せられた。

 カレイはこれから、冬と共に本番のシーズンを迎える。海を汚さない程度に、いろいろな餌をトライしてみるのも一興かもしれない。

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