馬場典子、日テレ同期入社の菅谷大介アナを追悼「すがっち…とても悔しく寂しい」【コメント全文】
日本テレビの菅谷大介アナウンサー(享年53)が今月8日に亡くなったことを受け、同社に同期入社でフリーアナウンサーの馬場典子(51)が、追悼コメントを発表した。以下、全文。

同期は5人「1人3歳上で見守ってくれた」
日本テレビの菅谷大介アナウンサー(享年53)が今月8日に亡くなったことを受け、同社に同期入社でフリーアナウンサーの馬場典子(51)が、追悼コメントを発表した。以下、全文。
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治療を懸命に続けていて、体調の波もある中で、「今度ゆっくり話そうね」という約束が果たせないままとなってしまいました。お互い同期や同年代の友人との早過ぎるお別れも経験して、会える時に会いたい人と、と思っていたはずなのに、本当に残念です。そう思っている同期が、友人知人が、たくさんいます。
アナウンサー同期5人の中でただ1人3歳年上だったすがっちは、いつも私たちより一歩先を見て、一歩ほど引いて見守ってくれていました。
今年5月にアナウンス部に寄った時、そんなすがっちが部屋全体を巻き込むように明るく大きな声で、若手にあれこれ指導していました。「昭和のオヤジの絡み方してる?」なんてからかいながら、アナウンサー人生で体得してきたものを伝え残しておきたい、という念いを感じました。
アナウンサーという仕事は、人生経験を重ねたからこそ分かる痛みがあり、喜びがあり、表現できることがあり、すがっちだからこそ伝えられることがこれからまだまだある中で、それを楽しみにしていた同期として一視聴者として、とても悔しく寂しい気持ちです。
その後、小さなお子さんを遺していかれた方のことを、「皆さんからの弔意を頂いて、お父さんのすごさはきっと後で分かる」「思いは伝わる」「奥様と子どもたちで頑張っていけるはず」と話していたすがっちの言葉が思い出されます。私も同じ気持ちで祈っています。すがっち、直接伝えられなくてごめんなさい。たくさん、たくさん、ありがとう。
日本テレビによると、菅谷アナは今月7日の夜に勤務を終えて帰宅した後、不調を訴えて都内の救急搬送。その後、容体が急変して翌8日午後1時6分に亡くなった。死因は「消化管からの出血」で、葬儀は近親者のみで執り行うとしている。
千葉県出身の菅谷アナは国際基督教大大学院修了後、1997年4月に日本テレビに入社し、バラエティー番組からニュース、情報番組まで幅広く担当。スポーツ実況では箱根駅伝やプロレス、ゴルフなども担当した。2018年の平昌五輪では、スピードスケート女子パシュートの金メダル獲得を実況した。
22年1月には「すい臓がん」と診断され、手術を受けた。そして、がん闘病中であることを同年8月に公表。その後も勤務を続けていた。自身の経験を番組やSNSで発信し、インスタグラムでは10月26日にカーリングの実況を担当していることを報告。「日本の戦いをお伝えします!」とつづっていた。
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