佐藤浩市、主演・吉永小百合より早く現場入り 監督の暴露に弁明「急かしているわけじゃない」
俳優の佐藤浩市が10日、都内で行われた映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(公開中、阪本順治監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに、吉永小百合、阪本監督とともに登壇。撮影を振り返った。

現場入りの早さ明かされ「失礼しました」
俳優の佐藤浩市が10日、都内で行われた映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(公開中、阪本順治監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに、吉永小百合、阪本監督とともに登壇。撮影を振り返った。
世界最高峰のエベレストに、世界で初めて女性として登頂に成功した田部井淳子さんの実話を元にした同作。エベレスト登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで上り続けた姿を、壮大なスケールで描いた。舞台あいさつの序盤、阪本監督は「佐藤くんとは、今回で11本目の作品となります」と切り出し、佐藤を「数えたんか!?」と驚愕させた。これに、阪本監督は「さっきウィキペディアで(笑)」とにやり。
佐藤の話は止まらず「控室から呼んでないのに、いつも早くカメラ前に来るんです」と明かし、「スタッフからしたらあおられているようで迷惑なんです。それが今回、相当緊張していたんでしょうね。ものすごい早さで現場に来られて、吉永さんがいつもヒヤッとしていました。座長として年齢関係なく共演者の方をお出迎えする立場なので、先に現場に行かれてはいけないんですよね。でも、ものすごい早さで来るから、吉永さんが走ってくるところを何度も見ました」と振り返った。この暴露に、佐藤は「失礼いたしました……」と頭を下げると、阪本監督は「『失礼しました』と言わせたかっただけです」と言い、観客を笑わせた。
また、佐藤は「最初に言っておきますが、現場に早く行くのは自分が考えていたプランニングとセット、尺含め、動ける範囲の中でどう合致するか早めに確認したいから。それだけでして、急かしにているわけじゃないんです。それだけ誤解のないように!」と弁明した。
舞台あいさつの終盤では、阪本監督が紫綬褒章を受章したことを祝福する場面も。佐藤は「初めて会った時は、まさか勲章もらう監督になるとは思っていませんでしたよ。おめでとうございます」と述べ、花束を手渡した。続く吉永は「今回『てっぺんの向こうにあなたがいる』でご一緒することができてとてもうれしいです。紫綬褒章を受章されたこと、バンザーイ! って気持ちでいます。これからも監督が思うものを作り上げていってください」とメッセージを送った。
そして、吉永からはワインの贈呈が。「うちのワインセラーから、たぶんこれはいいんじゃないかってものを。1996年のシャトーマルゴーを持ってまいりました。よき時に召し上がってください」と説明し、会場を沸かせていた。
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