俳優・吉永小百合（80）の若さの秘けつについて、10日放送の関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』（月～金曜午後1時50分）で取り上げた。124作目の映画出演となった公開中の主演作『てっぺんの向こうにあなたがいる』初日舞台挨拶の映像を紹介。吉永は世界で初めてエベレストの登頂に成功した女性・田部井淳子さんがモデルの女性を演じている。

　50歳から70代までを演じる吉永について、月曜レギュラーのハイヒール・リンゴは「50歳から70代までを80歳がするってすごいよね」と称賛。芸能解説の大村正樹氏は、吉永との初対面は32年前だったとしつつ、「（当時）40代だったと思いますけど、それからまったく変わらないですよ。おキレイなままで」と明かした。

　若さの秘けつを番組では、水泳歴40年でバタフライもでき、週1回ジムに通い、自宅でも毎日スクワット60回、腹筋100回をこなすことにあると解説。さらに、現場で座らないといううわさについて、映画関連で吉永をインタビューしたMC・青木源太アナウンサーは「『座らない』というのは体力的なことだけではなくて、ご自身の謙虚なお人柄といいますか。私と吉永さんともうひと方の鼎（てい）談という形だったんですけど、私と吉永さんは準備が整っていて、もう1人の方の準備を待つ間に『皆さん、おかけください』って言うんですけど、（吉永さんは）『もう1人の方が来るまで立って私も待ってます』とずっと直立、背筋もピンと伸ばして立って待ってらっしゃる」と証言した。

　大スターの姿勢について、リンゴは「このランク座れへんかったら、気使いません?」と率直にコメント。進行のカンテレ・藤本景子アナが「誰も座れないです」と苦笑すると、リンゴは「誰も座れないよね。座ってほしい」と続いた。大村氏は「現場のロケでは専用のチェアーが用意されてると聞きますけど」と話しつつ、還暦過ぎから北海道が舞台の作品が増えているという吉永について『寒い』と口にしないと明かした。

　大村氏は「『寒い』って言った瞬間、周りのスタッフがフリーズするじゃないですか。『吉永さん、寒いって言ってるぞ。帰ろう』ってなっちゃうから。それ言ってしまうと、主演女優としての振る舞い、言っていいことといけないこととの線引きはしっかりされてると聞いてます」と伝えた。リンゴは「ギャラの話なんか絶対せえへんのでしょうね」と言うと、大村氏は「しないですよ」と即答。青木アナも「絶対しないと思います」と反応した。

　また、吉永の豪華写真集が27日に発売されるとし、タイトル『吉永小百合』で20代からの画像が掲載されて全208ページで価格は2万5000円。リンゴは「サユリストからしたら、屁でもない値段」とすると、ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「屁でもありません」として笑わせた。

　サイン入り写真集のお渡し会も12月14日に予定され、50人限定で、吉永のミニトーク、ケーキとコーヒーか紅茶がついて3万3000円。大村氏は「激安だと思います。ナマサユリさんに会える。同じ空間でお茶とケーキいただける。そして、本人から直々に『ありがとうございました』って写真集いただけるわけでしょう？　こんな破格のイベントないです」とコメントしつつ、“狭き門”と確信していた。