上沼恵美子、雨天イベントで感動の光景を回想「70年生きてきて一番うれしかった」

タレントの上沼恵美子が10日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。9日に大阪・万博記念公園で行われた『ABCラジオまつり』への出演を振り返り、雨天の中、足を運んだ観客に対し「70年生きてきて、一番うれしかった」と最大限の感謝の思いを伝えた。

上沼恵美子【写真:ENCOUNT編集部】
上沼恵美子【写真:ENCOUNT編集部】

『ABCラジオまつり』出演を振り返り

 タレントの上沼恵美子が10日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。9日に大阪・万博記念公園で行われた『ABCラジオまつり』への出演を振り返り、雨天の中、足を運んだ観客に対し「70年生きてきて、一番うれしかった」と最大限の感謝の思いを伝えた。

 冒頭で「昨日はお疲れさまでございました~」と声を張った上沼は、共演のシャンプーハット・てつじ、ABC・北村真平アナウンサーに「これは私たちに言ってるんではなくて、お客さまよ」と続けた。「私、驚いたわ。絶対中止にするような暴風雨とまではいきませんけど、どしゃぶりでしたやん。私は前の日(8日)に『中止になると思います』って連絡いただいたんで、『そうかいな』と思ったら、(午前)8時半ぐらいに『やる』っていうたんで、急いで化粧して。でも、心から寄せていただいてよかったと思いましたね」と口にすると、「これだけ生きてきて、70年生きてきて、一番うれしかった。ホンマです」と断言した。

 上沼は「本当のファンのお客さまですやん」と雨天の来場に感激し、「ちょっと(歌唱した)『人生泣き笑い』の2コーラス目のところで、ちょっとだけ歌えなくなったんですよ。感動して」と告白。てつじは「後ろから見させてもらって、その感じは。『詰まった』というのか」と明かすと、上沼は「そうやねん。何ていうたらええのかな。こんなん初めてやねんよ。歌詞も歌詞なんだけど。『頑張ったね。いろんな人に裏切られて、ひたすら生きて来たけど』っていうような歌詞。(観客には)『こんないい方々、いらっしゃらないな』と思いますね」と心境を伝えた。

 北村アナは「胸に迫ったのを感じ取ったのか、(上沼と)同じタイミングでお客さんの目にもうれし涙が浮かび上がってるのが見えましたもん」と報告。上沼は「私もそう思った。感動することって、70(歳)になったらもうないのよ。きつねうどんに1瓶、七味かけてもあんまり感じないのよ。それは体診てもらわないかんなと思う時あるけど。70年生きてたら、大体、1回見た景色なのよ。1回感じた感情。年々薄れてくんねんね。それを昨日は…初めての経験でしたね。ステージでグッとくるっていうのは、そんなに私ないんだけどね。緊張しちゃって、『ちゃんとやることやらにゃあ』と思うから。来た、昨日」と打ち明けた。

 上沼は「皆さんにおわびを申し上げたいのは、私たちのところはあれだけの雨だったんでテントを張ってくれてました。前列のお客さまにはイスがありました。そこにはテントはないわけですよ。お客さまは全部、テントは上にないわけです。皆さん、カッパを着られてお座りになってるわけ。そんなもん“行”ですよ。罰ゲーム。肌寒かったから『早く終わらなければ申し訳ない』って思いました。『ちゃっちゃと終わりますんで』って言うたら、そんなでもないいう感じやったんやけど。そんな気持ちでやってしまったので、トークのとこなんか全くできなくって」と残念そうに謝罪した。前方の観客がカッパは着てるけど、雨に濡れて座らされて不憫に思ったという。45分間の予定を30分で切り上げたという。

 てつじが「多少は不安ありました? 出て行って、もしかして誰もおらん可能性もあるから」と言うと、上沼は「誰もいないってことも考えられる。私、イスに座ってらっしゃった方、拷問(ごうもん)だったと思うんですよ」と話した。「タレント冥利に尽きるなと思いましたね。こんだけやってきたけどね、あんまり感動するステージってないんよ。ああいうところ(野外)ってのは非常にやりづらいし、あの雨。でも、私はいいように考えた。いい雨だったなって。歌の途中で一つになってるんですよ」と再び感激の思いを明かすと、「もうこんなことはないですわ。生きてて良かったです。やってて良かったです。歌ってて良かったです」と『良かった』の3連投。観客の体調を慮っての30分の短縮バージョンを再度謝りつつ「寒かったけど、濡れたけど、私はごめんなさい。心があったまって帰ってまいりました」と思いを伝えた。

次のページへ (2/2) 【写真】上沼恵美子が「70年生きてきて一番うれしかった」と感謝した雨天での光景
1 2
あなたの“気になる”を教えてください