寛一郎、初共演の福地桃子を絶賛「いい感じで田舎娘かと思ったら、艶っぽくて色っぽかった」

俳優の福地桃子、寛一郎が10日、都内で行われた主演映画『そこにきみはいて』(11月28日公開)の完成披露舞台あいさつに中川龍太郎、竹馬靖具監督と共に登場。本作の撮影エピソードや初共演の感想を述べた。

舞台あいさつに登場した福地桃子【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登場した福地桃子【写真:ENCOUNT編集部】

主演映画『そこにきみはいて』完成披露舞台あいさつ

 俳優の福地桃子、寛一郎が10日、都内で行われた主演映画『そこにきみはいて』(11月28日公開)の完成披露舞台あいさつに中川龍太郎、竹馬靖具監督と共に登場。本作の撮影エピソードや初共演の感想を述べた。

 主演に福地、その相手役に寛一郎が出演した本作。竹馬監督(脚本も担当)と中川龍太郎氏(原案・出演)のコンビが、静謐な映像と語り口で、誰かと共に生きることの難しさと希望を描き出す。香里(福地)と健流(寛一郎)は、海沿いの街を旅する中で深い絆を育むが、入籍直前に健流が突然命を絶つ。喪失に沈む香里は、健流の親友・中野慎吾(中川)を訪ね、彼と共に健流の知られざる一面をたどるのだった。

 公開まで3週間を切ったこの日は、主演の福地らが登場して舞台あいさつ。福地は「大切な信頼出来る人たちとじっくり流れる時間の中で、大切な作品になりました。今日こうやってどういう風に受け取ってもらえるのか、緊張もありながらとても楽しみにしています」と観客の感想が待ち遠しい様子だった。

 劇中で演じた香里については、「自分の内側を伝えるのはとても勇気があることだと思っていて、それが多くの人が感じることとは違うことであればなおさら怖いことだと思いました、それでも向き合い続けることって何だろうと思った時に、向き合い続けることで誰かの救いになるのかもと、その積み重ねが少しずつだけど生きた証のような特別なものになるかあなと想像しました」と振り返った。

 一方の寛一郎は、「竹馬さんとも中川さんとも話して作り上げた役で、詳しいことはあんまり言えないですけど、香里と慎吾がいますが、違うレイヤーにいたんじゃないかなと思っています」と劇中で演じた健流を説明。また、本作のオファーを受けた際は「監督に竹馬さんの名前があり、竹馬はヤバい奴だと聞かされていました」と笑いを誘いつつ、「次に主演の福地さんはこの作品で初めてで、共通の知人から桃子ちゃんは良い子なんだよと聞かされていました。次に中川龍太郎が役者で出てくるんですよ。デビューした時に飯行こうと言ってくれた中川さんが役者で出るので、これはやるしかないと思いました」と出演を快諾したという。

 福地と寛一郎は本作で初共演。福地は「竹馬さんを通して寛一郎さんの大切なシーンを撮る時に、そこにはその場の温度が乗っていたような感じがあって胸が熱くなりました。作品にとっても良かったし、寛一郎さんが私に与えてくれたものでした」と寛一郎を称賛。対する寛一郎は「悪口じゃないですよ」と断りを入れながら、「作品とか見ているともう少し芋っぽいのかなと、いい感じで田舎娘かと思ったら艶っぽくて色っぽいイメージでした。1つひとつ言葉を考えて紡いでいきますよね」と好印象の様子だった。

 また、先日フィナーレを迎えた第35回東京国際映画祭で、主演を務めた映画『恒星の向こう側』(中川龍太郎監督)で最優秀女優賞を受賞した福地。作品については言及しなかったが、MCからお祝いの言葉をかけられ、「ありがとうございます」と笑顔を見せていた。

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