吉永小百合、役作りでピアス挑戦 田部井淳子さん演じるために決意「やらねばと思って」

俳優の吉永小百合(80)が10日、都内で行われた映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(公開中、阪本順治監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。田部井淳子さんとの対面時を振り返った。

舞台あいさつに登壇した吉永小百合【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した吉永小百合【写真:ENCOUNT編集部】

東北の人たち思いやる「ご覧になっていただけないんじゃないか」

 俳優の吉永小百合(80)が10日、都内で行われた映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(公開中、阪本順治監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。田部井淳子さんとの対面時を振り返った。

 世界最高峰のエベレストに、世界で初めて女性として登頂に成功した田部井淳子さんの実話を元にした同作。エベレスト登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで上り続けた姿を、壮大なスケールで描いた。

 田部井さんを演じた吉永は「封切りから10日が経ちました。毎日毎日祈るような気持ちで過ごしております」と吐露し、続けて「昨日のように東北で地震が起きたりすると、東北の方たちはご覧いただけないんじゃないかって心配も出てきてしまいます。でも、きっと見ていただいて、心に残って『これからもしっかりみんなで生きていこう』と思ってくださるのではないかと、切望しています」と話した。

 続けて、田部井さんに実際に会った時のことを「朗らかで、前に進んで行こうって思いの強い方ですっかりファンになりました」と回顧し、さらに「お召になっていたのが、確か南アジアの民族衣装だった。そして、ピアスをなさっていた。『うわー、ピアスだ……』と思って、いい歳になったらピアスの穴を開けたいと思っていたので、お姿を見てぜひやりたいって思っていました。でも、ちょっと勇気がなかったのでやっていませんでしたが、映画のときに『よし! 田部井淳子さんになるんだからやらねば』と思って、ピアスを開けました」と明かしていた。

 舞台あいさつには、佐藤浩市、阪本監督も出席した。

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