大腸がんの手術を受けたタレント・浜村淳（90）が8日、MBSラジオ『ありがとう浜村淳です土曜日です』（土曜午前8時）に4週ぶりに復帰した。10月11日以来の出演となった浜村は「ありがとう浜村淳です土曜日です」と張りのある声で力強いタイトルコールの後、「3週間ぶり（実際は4週間）のごぶさたでございます。浜村、戻ってまいりました」とあいさつした。

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　アシスタントの波江野陽子から「お帰りなさいませ」と迎えられた浜村は、「人間、90歳にもなりますとね、あっちこっちおかしなところが出てきます。この際、いっぺんに検査して、いっぺんに悪いところを治そうと。車で言うパーツの交換ですね。部分、部分的に治しておこうとなったら、割合、時間がかかるんです。皆さんもご自分のお体に十分、お気をつけいただきたい。『悪いなあ。おかしいなあ』と思うところは、早いめに、早いめにお治しになった方がいいと思うんです」と語った。

　大阪大学医学部附属病院に入院し、5日に退院した浜村は「入ってみて驚いた。看護師さんの美しいこと。全員、美人ぞろい。明るく、ご陽気に、ハキハキと活発に仕事をされる。驚きましたね。また、同じ病院に入ってる患者さんたち、知らん人同士ですよ。ウチの男の子が大きなキャリアに荷物をいっぱい積んで運んでいると、3人もの人々が『手伝いましょう』言うて、押してくれはるんですね。そういうことがあって、非常に感激しました」と振り返り、「『病院よいとこ一度はおいで。酒はうまいし、ねえちゃんはきれい』と言いたいんですが、病院で酒飲むことはダメなんで」と笑った。「『ねえちゃんはきれい』と言う言葉はあんまり上品ではないんですが、歌の文句ですから、まあお許しをいただきたいと思います」と付け足した。

　また、「検査入院とは言いながら、思わぬ時間がかかりまして。まあ、福島アナウンサーとか森アナウンサーにやってもらいまして」と代役を務めた元読売テレビでフリーの森たけしアナウンサー、『浜村淳の歌の宝石箱』で代演したMBS・福島暢啓アナに感謝。「たくさんの皆さんにご心配、ご迷惑をおかけしました。励ましのお見舞いのお葉書もたくさんいただきました。これからはもっともっと体に気ぃつけて、いたわって行きたいなと思います」と今後へ向けての思いを明かした。