Aぇ! group佐野晶哉、挫折しかけた過去を告白「グループを組む前は辞めようと思っていた」
Aぇ! groupの佐野晶哉が7日、都内で行われたミュージカルアニメーション映画『トリツカレ男』(高橋渉監督)の初日舞台あいさつに登壇。ヒロイン役の上白石萌歌ら豪華ゲストと公開初日を迎えた心境を語った。

映画『トリツカレ男』初日舞台あいさつ
Aぇ! groupの佐野晶哉が7日、都内で行われたミュージカルアニメーション映画『トリツカレ男』(高橋渉監督)の初日舞台あいさつに登壇。ヒロイン役の上白石萌歌ら豪華ゲストと公開初日を迎えた心境を語った。
本作は、いしいしんじ氏による小説『トリツカレ男』(新潮文庫刊)のアニメ映画版。せつなく眩しい、まじりけなしのラブストーリー×ミュージカルアニメーションで、何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまい「トリツカレ男」と呼ばれる主人公のジュゼッペを佐野、ジュゼッペが思いを寄せる風船売りの少女・ペチカを上白石が演じた。
公開初日、上映前の舞台あいさつにもかかわらず、すでに数回観賞した来場者がおり、驚いた佐野は「すごい! ありがとうございます。公開当日からこの作品にトリツカレてくれてうれしく思います」と感謝。無事に公開初日を迎え、「うれしいです。いろんなところから『おもしろかった』という声が届いて、やっとみなさんに届けることができて幸せです」と述べた。
家族は1週間ほど前、プレミア上映会で作品を観賞したそうで、「ショッピングモールの7階の映画館で上映していて、見終わった家族とそのまま6階で合流してご飯を食べた。周りのみなさんは、僕のグッズを持ってくれていたり、チラシを持ってくれていた。そんな人の中で1バレもせずにご飯を食べられました」と笑顔。「家族からたくさん感想を聞いたんですけど、ばあばから『まぁちゃんの今まで知らなかった、いろんな魅力を知ることができて、まぁちゃんにトリツカレたわよ』と100点のコメントをもらったので、この作品は間違えなかったんだと自負しています」と誇らしげに家族の反応を明かした。
舞台あいさつの模様は、全国200館の劇場へ生配信。「ばあばが、この回を見に来てくれている。ばあば、見てる?」と関西の劇場で見守る祖母に手を振った。
佐野と上白石が歌う劇中歌『ファンファーレ~恋に浮かれて~』のオリジナルダンスをレクチャーすると、来場者と踊り会場がひとつに。佐野は「120点でございます。贅沢な景色でした」と喜んだ。
イベントの最後には、自身の23年の人生を振り返り、「楽しかったこと、ワクワクしていた瞬間を思い返したら、常に何かにトリツカレている瞬間だと思います。10年前この事務所に入ってアイドルというものにトリツカレて、夢中になって、メンバーと一緒に切磋琢磨してデビューを目指した。去年デビューさせてもらって、もっと大きい夢を目指して、今メンバーと一緒に頑張っています」とコメント。「時にくじけそうになる瞬間もいっぱいあるんです。グループを組む前は辞めようと思っていた」と挫折しかけた過去を打ち明けると、「でも、そういうことすらもトリツカレること、夢中になること、何かに必死になることは無駄じゃなかったと思わせてくれる素敵な作品だと思っています」と熱いメッセージを送った。
舞台あいさつには、柿澤勇人、山本高広、主題歌を担当するAwesome City Club、高橋監督も参加した。
※高橋渉監督の「高」の正式表記ははしごだか。
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