新日本プロレス、24年ぶり地上波プライム帯で放送 棚橋弘至引退試合&ウルフアロン初陣

新日本プロレスが2026年1月4日に東京ドームで開催する『WRESTLE KINGDOM 20』の対戦カード発表記者会見が4日にテレビ朝日本社で行われた。同会見には出場選手が登壇し、豪華カードの一部が発表されたほか、地上波特番の放送時間も解禁。『新日本プロレス1.4東京ドーム!棚橋引退&ウルフデビューSP』が、テレビ朝日系全国ネットで同日午後10時15分から放送されることが明らかとなった。新日本プロレスが地上波のプライム帯で放送されるのは、実に24年ぶりとなる。

会見に登壇したウルフアロン【写真:(C)テレビ朝日】
会見に登壇したウルフアロン【写真:(C)テレビ朝日】

年始のビッグイベント1.4東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 20』

 新日本プロレスが2026年1月4日に東京ドームで開催する『WRESTLE KINGDOM 20』の対戦カード発表記者会見が4日にテレビ朝日本社で行われた。同会見には出場選手が登壇し、豪華カードの一部が発表されたほか、地上波特番の放送時間も解禁。『新日本プロレス1.4東京ドーム!棚橋引退&ウルフデビューSP』が、テレビ朝日系全国ネットで同日午後10時15分から放送されることが明らかとなった。新日本プロレスが地上波のプライム帯で放送されるのは、実に24年ぶりとなる。

 1月4日の東京ドーム大会は1992年から毎年開催されており、世界最大級のプロレスイベントとして国内外のファンから支持を集めてきた。2007年からは大会名を『1.4 WRESTLE KINGDOM』として展開し、26年の大会で20回目を迎える。地上波全国ネットでの放送は04年1月4日以来22年ぶり、プライム帯での中継は02年5月以来24年ぶりという、まさに記念すべき放送となる。

 今大会の最大の注目は、“100年に一人の逸材”と称される棚橋弘至の引退試合だ。1999年に新日本プロレスでデビューした棚橋は、IWGPヘビー級王座を史上最多の8度戴冠し、“G1 CLIMAX”でも3度の優勝を誇るなど、新日本のエースとして長年活躍。2023年12月には新日本プロレスリング株式会社の代表取締役社長に就任し、団体の象徴としての役割を果たしてきた。人気低迷期を支えた功績も大きく、プロレス復権の立役者といえる存在である。

 棚橋のコメントは下記の通り。

――『新日本プロレス1.4東京ドーム!棚橋引退&ウルフデビューSP』はテレビ朝日で24年ぶりにプライム帯で放送されるプロレス中継番組となりますが、心境をお聞かせください

「とてもうれしく思います。僕は小学生の頃、祖母と一緒にプロレス中継を見ていました。このように、多くの方に、プロレスを観ていただけるチャンスです。キャリアを通して、最後にここまで来られてよかったです」

――これから迎える引退試合への意気込みを教えてください

「ゴールに向けて、どう走るか?を考えました。最後まで、全力疾走すると決めました」

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

「この日、私、棚橋弘至はプロレスラーとしてキャリアを終えます。最後の最後まで、全力で闘います。見届けていただけたらうれしいです」

 また東京五輪柔道男子100キロ級の金メダリスト、ウルフアロンのプロレスデビュー戦も行われる。今年6月に柔道引退後すぐに新日本プロレスへの入団を発表し、五輪金メダリストのプロレス転向は日本史上初の快挙。相手は“キング・オブ・ダークネス”ことEVILに決定し、NEVER無差別級選手権試合として行われる。EVILは反則ファイトでも知られるが、実力派レスラーとしても名を馳せる存在。デビュー戦にして過酷な試練となる中、ウルフがどう立ち向かうのか注目が集まる。

 ウルフアロンのコメントは下記の通り。

――『新日本プロレス1.4東京ドーム!棚橋引退&ウルフデビューSP』はテレビ朝日で24年ぶりにプライム帯で放送されるプロレス中継番組となりますが、心境をお聞かせください

「自分が『ワールドプロレスリング』でプロレスに出会ったように、たくさんの方がプロレスに触れる機会になるといいなと思っています。そしてプロレスの魅力を知ってもらって、もっともっと見てもらえるきっかけとなるようなプロレスをしなくてはならないという責任も感じています」

――これから迎えるプロレスデビュー試合への意気込みを教えてください

「1.4東京ドームのリングに立つという光栄をしっかり噛み締めています。それだけですでに緊張してしまいますが、半年間の練習でやってきたことをすべて出し切りたいです」

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

「柔道ではない、“プロレス”の練習をしっかりやってきたんだな、と思ってもらえるような試合になるよう全力で臨みます。楽しみにして下さい」

 そのほか、IWGP世界ヘビー級選手権とIWGP GLOBALヘビー級選手権のダブルタイトルマッチも実施される。現IWGP世界ヘビー級王者・KONOSUKE TAKESHITAと、IWGP GLOBALヘビー級王者・辻陽太が王座をかけて激突。プロレス界の新時代を象徴する対決となる。

 さらに、IWGP女子王者・朱里とSTRONG女子王者・上谷沙弥によるダブルタイトルマッチも開催され、男女ともにタイトル戦線が熱を帯びている。

 そして、大会の公式テーマソングには、棚橋のために集結した『IT’S THE 愛 BAND(イツザイバンド)』による『Ring Star』が起用される。楽曲制作の指揮を執るのは、Base Ball Bearの堀之内大介。綾小路翔(氣志團)、TAKUMA(10-FEET)、もも(チャラン・ポ・ランタン)ら、棚橋と縁ある豪華アーティストが参加する。

次のページへ (2/2) 【写真】TBS朝の生放送で大人気…1.4東京ドーム大会へ参戦する“美女レスラー”
1 2
あなたの“気になる”を教えてください