小室哲哉、毎晩ネット通販がマイブーム「毎日何か届いていないと嫌」 宅配担当に“謝罪”「安物で申し訳ない」

音楽プロデューサーでミュージシャンの小室哲哉が5日、都内で行われた新作スマートフォンゲーム『アウトランカーズ』(11月6日リリース)の完成披露会に出席した。自身が手がけた往年の名曲について語った。

完成披露会に出席した小室哲哉【写真:ENCOUNT編集部】
完成披露会に出席した小室哲哉【写真:ENCOUNT編集部】

ゲームプロデューサーの岡本吉起氏とトーク

 音楽プロデューサーでミュージシャンの小室哲哉が5日、都内で行われた新作スマートフォンゲーム『アウトランカーズ』(11月6日リリース)の完成披露会に出席した。自身が手がけた往年の名曲について語った。

 この日は、一世を風靡(ふうび)した対戦格闘ゲーム『ストリートファイターII』を手がけたゲームプロデューサーの岡本吉起氏とのトークとあって、小室が「篠原涼子 with t.komuro」の名義でリリースした、『ストリートファイターII MOVIE』(1994年)の主題歌『恋(いと)しさと 切なさと 心強さと』(1994年)が話題に。

 約30年ぶりに岡本氏と再会したという小室は、同映画の企画を振り返って「最初はあんまり内容分かっていなかった(笑)。岡本さんありきで『ぜひやらせてください』となった」と率直に述懐した。

 岡本氏は、小室との仕事を振り返って「(楽曲として)上がってきたのがバラードだった。ちょっと合わなかったので『ボツで』と言った。そんなに小室さんが偉いと思っていなかった」と笑った。

 それを聞いて、小室は「本当にそんなにすごくなかった」と謙遜し、当時は「やっとTRFのプロデュースを始めて、音楽プロデューサーとしてはまだ駆け出しで『これから行くぞ』という時くらいだった。本当にすごくなかった」と繰り返した。

 恐縮しきりの岡本氏は「曲だけ聞いて『これはないわ~!』と言って、一撃キックした。そうしたら、社内のみんなの表情がものすごい変わった(笑)。『でも合わないし!』と言った。あとで聞いたら『(小室は)すごく偉い人なんだけど』と言われて。『でも合わないから』とやっぱりキックしたままにしたら、次に上がってきたものがバッチリだった。『キックしてよかった~!』となった」と話した。

 イベント司会から、岡本氏がボツにしなければ『恋しさと 切なさと 心強さと』は生まれなかったかと確認されると、小室は「ないですね」と断言。当時、岡本氏に「電話で『どうしたらいいですか?』と聞いた。せっかくやり直すんだから、岡本さんが一番望んでいらっしゃるものを作りたかった。その時すでにTRFで『寒い夜だから…』(1994年)という曲が世の中に出ていた。ああいう風に『ドン! ダン!』と音が入って、すぐに歌のサビがバーッと入って盛り上がる感じがほしいですとおっしゃっていた」と語った。

 また、自身が最近ハマっていることを問われて小室は、一度は「最近特に音楽しかない。音楽には相変わらずハマっていますね」とコメントするも、「ネットの買い物にハマっている。『毎日何か届いていないと嫌』という感じ。1600円とか2000円、5000円とか安い物ですけど。宅配の方に申し訳ない」と述べつつ、「本当に毎日、寝る前に頼んじゃいます」とほほ笑んだ。

 同イベントには、小室がプロデュースする音楽ユニット『OVAL SISTEM(オーバルシステム)』の3人(mochiluca、住田愛子、iBerry)も出席した。

 岡本氏らが手がける同ゲームは、3人編成の3チームが、キー素材「エルピス」を3分間でどれだけ多く集められるか競い合うアクションバトルゲーム。プレイヤー同士の駆け引きや、フィールドで起こる予測不能なハプニングによって、最後の瞬間まで逆転の可能性があるスリリングな展開が魅力。

 ゲームに先がけて11月5日0時より、「OVAL SISTEM」が歌うタイアップ楽曲として、小室本人がゲームをイメージして書き下ろした新曲『風に舞う戦士』がリリースされた。会場では、ミュージックビデオが初お披露目された。

(C)Deluxe Games Inc.

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