「日本でこれいくらかかるの」日本人女性が韓国で結婚式…豪華な花の演出にため息「予約取れないのも納得!」

結婚式は人生の一大イベントだ。その会場は日本国内とは限らない。10月にソウルのホテルで韓国人男性と挙式を挙げた日本人女性の体験談が話題を呼んでいる。ネット上に花いっぱいのセレモニーの様子を投稿すると、日本とは異なる演出や会場の雰囲気に驚きの声が相次いだ。投稿した新婦のm(@oooo11mh)さんに詳しい話を聞いた。

花いっぱいの結婚式【写真:X(@oooo11mh)より】
花いっぱいの結婚式【写真:X(@oooo11mh)より】

ウエディングフォト予約する日本人女性も続々…「ヘアメイクから別人になる」

 結婚式は人生の一大イベントだ。その会場は日本国内とは限らない。10月にソウルのホテルで韓国人男性と挙式を挙げた日本人女性の体験談が話題を呼んでいる。ネット上に花いっぱいのセレモニーの様子を投稿すると、日本とは異なる演出や会場の雰囲気に驚きの声が相次いだ。投稿した新婦のm(@oooo11mh)さんに詳しい話を聞いた。

「花がすっごい豪華で一目惚れした式場 予約は一年先でも全然取れなくてキャンセル出たか毎日電話で確認するしかなく色々大変やったけど無事ここで挙げれてよかった ホールも新婦待機室も花がとにかくいっぱいでかわいかった」

 mさんが10月に挙げた結婚式の様子をXに投稿すると、ネット上は騒然。「ドレスも会場も完璧すぎる…本当に素敵」「見ているだけで幸せ」「予約取れないのも納得!」「韓国、女性へのマーケティング上手すぎる」「日本でこれいくらかかるの」「あっちのウェディングと写真スタジオめちゃくちゃいいから韓国で撮るのが一番の気もしてきた」「ハワイ婚ならぬソウル婚が今後流行るかもね」と称賛の声が殺到した。

 ひと目で分かるのは、圧倒的な花の数だ。ピンク、ホワイト、パープル……無数の花が式場を埋め尽くしている。花嫁を引き立て、ムード満点だ。これは新婦待機室も同様で、韓国ウエディングの特徴となっている。

 mさんは今年、韓国人の夫と結婚式を挙げるため、準備段階から一連の経緯をX上に投稿してきた。

 韓国といえば、韓流アイドルや美容、コスメなどの文化が有名だが、挙式の豪華さや映画のワンシーンのようなウエディングフォトの美しさはあまり知られていない。

 一方で、若い日本人女性の間では、じわじわと注目を集めており、選択の対象にする人もいる。投稿にも、韓国で結婚式を準備していたり、ウエディングフォトを予約している女性からの反応が目立った。mさんは「最近日本からも韓国にウェディングフォト撮りに来る方多いみたいやけどこれから撮る方にはほんまにおすすめしたい まずヘアメイク技術すごいから別人になる(私も昔から写真は韓国で撮りたいと思ってた)」と長所を訴えていた。

 mさんカップルが式場探しを始めたのは今年3月ごろ。複数の会場を検討したところ、最も理想と合致したのが、今回挙式を挙げた会場だった。1年先まで予約が埋まっていたものの、諦めずに何度も電話をかけると、キャンセル枠が出たため、日程を抑えることができた。

 mさんは韓国に滞在しており、式場に足を運んだのは見学、契約、試食の3回。その他の打ち合わせは電話で行ったという。なお、前撮りは7月に済ませている。

 実際の結婚式の進行は、どうなるのだろうか。

 mさんはパートナーが韓国人のため、伝統的な韓国の挙式スタイルで催された。

「隣の国で似た文化も多い韓国ですが、結婚式に関しては文化の違いをすごく感じました。一番の違いは挙式時間です。韓国の挙式は30分ほどで終わります。その後、写真撮影を30分ほどして披露宴会場(ビュッフェ会場)へ移動して自由に食事し、終われば自由に帰るというのが一般的です。なので(トータル)2時間ほどで終わります」

気になる費用は? 頭に入れたい地域差「参考にしてもらえたら」

 さらに驚くべきは招待客の規模だ。

「韓国の挙式は招待客の人数がとても多いです。最低保証人数というのが式場で設定されており、基本的に200名から300名になります。韓国では新郎新婦の知人、職場の方に加えて新郎新婦の両親の知人まで幅広く招待するので当日まで何人来るのかは分かりません」

 日本のように親しい友人や家族だけを招待して行うスモールウエディングを選ぶカップルもいるものの、基本的には大規模な挙式となるようだ。mさんは日本人ゲストも招待している。

 もちろん、日本人同士で結婚する場合は、招待客も限られるだろう。この点は、ホテル側との調整が必要かもしれない。ただ、ウエディングフォトの撮影だけでも、日本とは異なる雰囲気を記念に残すことができそうだ。

 投稿は大きな話題となり、祝福の声が続々と上がった。

「日本の方からたくさんの反響があり驚きました」と受け止めたmさんは、式場選びのポイントを改めて説明。

「韓国では暗いウエディングホールが主流ですが、私は明るいウエディングホールで挙式をしたく、ソウルにある明るいウエディングホールはほとんど見に行きました。たくさん見た中でも私たちが挙式を挙げた『THE LINK HOTEL』は花がとても豪華で本当にきれいでした。ホールに入った瞬間、花の香りがとても良かったのが印象的でした。まだ新しい式場なのでビュッフェ会場などもきれいで、ビュッフェのクオリティーも高いと有名です。花が豪華なことでも有名で新しい式場なので、人気が高く予約をするのは大変でした」と補足した。

 また、気になるコスト面については、「ソウルの式場は食事代が高いので、ソウル以外の地域とはかなり差が出ます。また式場がホテルか一般的なウエディングホールかによっても変わります。時間帯にもよって値段が変わるので午前中や夜遅い時間は日中よりも数十万円安くなることもあります」と同じ韓国でも違いがあることを前置きしつつ、自身の挙式について言及。

「費用面で高そう、というコメントもありましたが、日本の挙式とそんなに変わらないかと思いました。ただ挙式時間が短く式場を実際に使うのも1時間程だとコスパは悪いかと思いますが、ソウルの式場も価格帯がさまざまなので韓国の結婚式に憧れている方はぜひ参考にしてもらえたらいいなと思います」と締めくくった。

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