堤真一、“9歳の少年”だったシム・ウンギョンとの共演に感慨「僕は確実にジジイに…」
俳優のシム・ウンギョン、堤真一が6日、都内で行われた映画『旅と日々』(11月7日公開、三宅唱監督)の前夜祭舞台あいさつに登壇。共演エピソードを披露した。

映画『旅と日々』前夜祭舞台あいさつ
俳優のシム・ウンギョン、堤真一が6日、都内で行われた映画『旅と日々』(11月7日公開、三宅唱監督)の前夜祭舞台あいさつに登壇。共演エピソードを披露した。
同作は、つげ義春の漫画『海辺の叙景』や『ほんやら洞のべんさん』を原作にしたロードムービー。行き詰まった脚本家の李(シム・ウンギョン)は、旅先である宿に泊まり、そこで宿主のべん造(堤真一)と出会い、次第に心を開いていく。第30回釜山国際映画祭コンペティション部門正式出品、第73回サン・セバスチャン国際映画祭のサバルテギ・タバカレラ部門正式出品。第78回ロカルノ国際映画祭にて、グランプリの金豹賞とヤング審査員賞特別賞をダブル受賞している。
シムは明日に公開が迫り、「ドキドキしています。正直まだ実感がないのですが、前夜祭ということで、みなさんがどうご覧になられるのか楽しみにしています」とコメント。シムと堤は過去に舞台で共演しており、堤は「親子役で、しかも(シムは)男の子の役でした」と感慨深げに語り、シムは「9歳の少年でした」と振り返った。
久しぶりの共演となったが、堤は「ぜんぜんシムちゃんは変わらない。ずっと透明感がある」と称賛すると、「僕は確実にジジイになってますけど……」と自虐トーク。シムは堤との再共演に「うれしかったです。舞台の時はいろいろ未熟な自分だったのですが、いつも堤さんを見て見習うことが多かった。また、ほかの作品でご一緒できたらと思っていました」と語った。
続けて、「こうやっておもしろい役で共演できてうれしかったです。撮影の前は緊張しちゃうかと思ったのですが、初日の撮影の段取りが始まった時から緊張もなぜかなくなって、それは不思議でした」と告白。「堤さんの現場での存在は私にとって大きな支えになりました。堤マジックです」と尊敬の思いを伝えると、堤は「それはねぇだろ」と照れ笑いを浮かべた。
舞台あいさつには、高田万作、三宅監督も出席した。
※高田万作の「高」は、「はしごだか」が正式表記。
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