「旧車はやっぱりデザイン」 トヨタ、日産、ホンダ…造形美にうっとり クラシックカー60台超が快走

「クラシックカーの日」にあたる11月3日、日本クラシックカークラブ(The Classic Car Club of Japan、略称:CCCJ)が都内で、創立記念イベント「JAPAN CLASSIC CAR DAY 2025」を開催した。国内外の名車約60台が集まり、記念日を盛り上げた。

日本クラシックカークラブの記念カーイベントが大盛況【写真:ENCOUNT編集部】
日本クラシックカークラブの記念カーイベントが大盛況【写真:ENCOUNT編集部】

11月3日は「クラシックカーの日」

「クラシックカーの日」にあたる11月3日、日本クラシックカークラブ(The Classic Car Club of Japan、略称:CCCJ)が都内で、創立記念イベント「JAPAN CLASSIC CAR DAY 2025」を開催した。国内外の名車約60台が集まり、記念日を盛り上げた。

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 今年は「1960年代の日本車」をテーマに一つに掲げ、1966年式マツダ R360クーペ、65年式ホンダS600、65年式トヨタ スポーツ800、65年式日産シルビア、66年式いすゞ・ベレット 1600GTなどの、希少な国産旧車が勢ぞろい。

 28年式ランチア ラムダ ティーポ224、39年式ベントレー4 1/4リットルなど、戦前の名モデルも熱視線を集めた。さらに、69年式フェラーリ ディーノ206GT、71年式ランボルギーニ ミウラ P400SVといったスーパーカーも存在感を放った。

 快晴の秋の都心部をパレードラン。参加者は、早朝に代官山蔦屋書店駐車場に集合。皇居周辺や銀座を回り、東京プリンスホテル駐車場へ。「CCCJラン」のドライブを楽しんだ。オーナー紹介のコーナーはマニアックな解説で沸き立つ。笑顔いっぱいに愛好家同士の交流を深めた。

 また、元日産自動車専務(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)で、同会の副会長を務める中村史郎氏と、マツダのシニアフェロー デザイン・ブランドスタイル監修を務める前田育男氏による、カーデザイナーのトークセッションも展開された。

 イベントは駐車場の展示が一般公開となり、多くの旧車ファンも駆け付けた。子どもが記念写真を撮ったり、たまたま居合わせた外国人旅行客が熱心に写真を撮るなど、2つの駐車場会場は熱気を帯びた。

 クラシックカーファンの男性は「旧車はやっぱりデザインです。手づくりの造形美。機械に乗らされているのではなく、人間が機械を操る。そこに魅力があります」と感激の思いを語った。

 同会は来年11月に設立70周年を迎える。これからも活動を充実させていくといい、中村副会長は「1920年代から70年代の素晴らしいクラシックカーが集まりました。こうして、幅広い年代の世界の車を偏りなく紹介していく。このイベントを、東京を、日本を代表するようなイベントの一つに育てていきたいです」と力強く語った。

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