矢吹正道、12・27地元愛知で強豪アルバラードと初防衛戦 亀田興毅氏「6連続KO勝利なるかが最大の見どころ」
ボクシングイベント『SAIKOU×LUSH vol.4 in JAPAN』(12月27日・Aichi Sky Expo)の開催が決定し、10月31日に東京・シャトーアメーバで発表記者会見が行われた。メインイベントとして、IBF世界フライ級王者の矢吹正道(緑ボクシングジム)が、指名挑戦者であるフェリックス・アルバラード(ニカラグア)を迎えて初防衛戦に臨むことが発表された。

『SAIKOU×LUSH vol.4 in JAPAN』
ボクシングイベント『SAIKOU×LUSH vol.4 in JAPAN』(12月27日・Aichi Sky Expo)の開催が決定し、10月31日に東京・シャトーアメーバで発表記者会見が行われた。メインイベントとして、IBF世界フライ級王者の矢吹正道(緑ボクシングジム)が、指名挑戦者であるフェリックス・アルバラード(ニカラグア)を迎えて初防衛戦に臨むことが発表された。
会見には、『SAIKOU×LUSH』ファウンダーの亀田興毅氏、王者・矢吹、そしてアルバラードがオンラインで出席。今回の開催地が日本となった理由について、亀田氏は「日本でも開催してほしいという声が非常に多かった」と説明。中央アジアの選手からも日本での試合希望が多かったことから、「日本と中央アジアの架け橋」となるイベントを目指すと語った。
前回の『SAIKOU×LUSH vol.3』は10月にキルギスで行われ、カザフスタンやウズベキスタンを含む中央アジアの強豪選手が出場。IBFユース・スーパーフライ級やWBAアジア・スーパーフライ級の地域タイトル戦で日本人選手が王座を獲得するなど、大きな成果を残した。
今大会のメインカードでは、3月にIBF世界フライ級王者となった矢吹が、アルバラードを相手に初の防衛戦に臨む。矢吹はこれまで22戦18勝(17KO)4敗。2021年にはWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗にKO勝ちし、24年10月にはIBF世界ライトフライ級王者・ノンシンガを下して再び世界王座に返り咲いた。3月にはアンヘル・アヤラをKOで破り、2階級制覇を達成している。
一方、挑戦者のアルバラードは46戦42勝(35KO)4敗の戦績を誇る元IBF世界ライトフライ級王者。13年にはWBA世界戦で井岡一翔に挑戦し、18年にIBF世界ライトフライ級王座を獲得。10年以上にわたり世界トップ戦線で活躍を続けてきた。
両者ともに高いKO率を誇るハードパンチャーであり、「6連続KO勝利なるかが最大の見どころ」と亀田氏も語るなど、激しい攻防が予想される一戦となっている。
矢吹のコメントは下記の通り。
――防衛戦決定の心境は。
「すごくありがたいですね。地元・愛知県で試合ができることに感謝しています。当初10月に予定されていたんですが、国内で試合ができるだけでもすごくありがたいです」
――対戦相手の印象は。
「すごいアグレッシブで、キャリアもあってすごい強い選手。ここ最近では多分1番苦戦するんじゃないかなと思ってます」
――地元開催への意気込みは。
「相手もすごい好戦的なんで、KOで終わるかなって思う。自分がしっかり勝っていいところを見せたい」
――KOへのこだわりは。
「そうなればいいかなってぐらい。あんまり倒すってリキむと良くない展開になったことがあるので、いつも通り相手のことを考えながらやっていきたい」
――最後にメッセージをお願いします。
「防衛戦っていうよりは、肩書きがチャンピオンなだけで、いつもずっと挑戦者っていう気持ちでリングに上がって練習する。当日はどっちかKOになると思うけど、自分がKOで勝って次に繋がればいいかなと。皆さん応援よろしくお願いします」
アルバラードのコメントは下記の通り。
「今回の試合開催にあたって、チームの皆さん、亀田プロモーションの皆さんにすごく感謝しています。すごく夢のタイトルマッチで、自分にとってすごく思いのある試合なので、必ずいい試合にしたいと思います」
「お互い多分研究し尽くしてきてると思うので、ものすごくいい試合になると思っています。アグレッシブで攻撃的ですごくパンチがたくさん出る殴り合いになるんじゃないかと考えています。必ず今回の試合は勝って、なるべくKOで勝てるように準備していきたい」
「全力尽くして、全身全霊かけて、倒しに行きます。矢吹選手も言った通り、すごくアグレッシブな試合になると思うので、皆さん是非楽しみにしていてください」
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