歌舞伎版『エヴァ』渚カヲル役に尾上左近 シリーズ30周年、節目での大役「光栄に思います」

2026年2月に神奈川・横浜アリーナで開催されるイベント『EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION』の3日目・2月23日に上演される「エヴァ歌舞伎(仮)」の正式タイトルが『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』に決定したことが31日、発表された。あわせて、本公演のキービジュアルも初公開。歌舞伎俳優・尾上左近が渚カヲル役を演じることも発表された。

『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』キービジュアル【写真:(C)カラー】
『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』キービジュアル【写真:(C)カラー】

タイトルは『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』、キービジュアルも初公開

 2026年2月に神奈川・横浜アリーナで開催されるイベント『EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION』の3日目・2月23日に上演される「エヴァ歌舞伎(仮)」の正式タイトルが『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』に決定したことが31日、発表された。あわせて、本公演のキービジュアルも初公開。歌舞伎俳優・尾上左近が渚カヲル役を演じることも発表された。

『新世紀エヴァンゲリオン』は、1995年のテレビシリーズ放送で社会現象を巻き起こし、2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動。『:序』『:破』『:Q』の3作に続き、21年には完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開され、シリーズ初の興行収入100億円超えを記録した。

 シリーズ30周年の節目を迎えた25年には、映画館でのリバイバル上映企画「月1エヴァ」や記念展「ALL OF EVANGELION」など、多彩な施策が展開されている。その集大成ともいえるイベントが『EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION』であり、展示や体験型企画を行う「EVA EXTRA 30」エリアと、ステージエンタテインメントを展開する「STAGE AREA」の2部構成となっている。

『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』は、本フェス最終日となる2月23日に「STAGE AREA」で上演。キービジュアルには、夕日に照らされた海の上に白装束で浮かぶ渚カヲルと、砂浜にたたずみ大型の槍を持つ碇シンジの姿が描かれ、和の趣と作品世界を融合させた印象的なビジュアルに仕上がっている。

渚カヲル役を演じる尾上左近
渚カヲル役を演じる尾上左近

 9月に「エヴァ歌舞伎(仮)」として企画が発表された際から、渚カヲル役のキャストには注目が集まっていたが、このたび歌舞伎界のプリンス・尾上がその大役を務めることが決定。渚カヲルはシリーズの中でも特に神秘的な存在感で人気を誇るキャラクターであり、尾上による新たな解釈に期待が高まる。

 尾上左近のコメントは下記の通り。

「『エヴァンゲリオン』シリーズ30周年、誠におめでとうございます。この記念すべきイベントに携わらせていただけること、光栄に思います。インパクトが強く、独特な世界観を持つこの作品をどう歌舞伎で表現できるのか、今からとても楽しみです。めでたい節目に花を添えられるよう、精一杯つとめさせていただきます」

 本公演では、歌舞伎舞踊や邦楽、映像演出が融合した唯一無二の舞台が繰り広げられる予定。碇シンジ役のキャストは後日発表される。

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