91歳・田原総一朗氏「死んでしまえ」で『激論!クロスファイア』終了 編集カットしなかった幹部も懲戒処分

BS朝日は24日、司会のジャーナリスト・田原総一朗氏(91)が不適切な発言したことを理由に、討論番組『激論!クロスファイア』(日曜午後6時)を終了すると発表した。この日、同社の臨時取締役会を開催し、決定したとしている。

田原総一朗氏【写真:ENCOUNT編集部】
田原総一朗氏【写真:ENCOUNT編集部】

ジャーナリスト生活に大きな影

 BS朝日は24日、司会のジャーナリスト・田原総一朗氏(91)が不適切な発言したことを理由に、討論番組『激論!クロスファイア』(日曜午後6時)を終了すると発表した。この日、同社の臨時取締役会を開催し、決定したとしている。

 BS朝日は文書で下記の発表をした。

「2025年10月19日(日)放送のBS朝日『激論!クロスファイア』において、司会・田原総一朗氏が不適切な発言を行いました。当該発言については、放送後に編成制作局が田原氏に厳重注意致しましたが、本日10月24日(金)に臨時取締役会を開催し、慎重に協議を行いました。その結果、田原氏の発言は政治討論番組としてのモラルを逸脱していると判断し、当該放送回をもって番組を終了することを決定いたしました」

 その上で、「番組はVTR収録のため不適切発言を編集でカットすることができましたが、それを怠った番組責任者ならびに管理監督者である編成制作局長を懲戒処分としました」と報告した。

 19日放送の同番組では、自民党・高市早苗総裁の選択的夫婦別姓に対する否定的な姿勢について、ゲストの辻元清美氏、福島瑞穂氏が批判。その後、田原氏が「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と発言し、物議を呼んでいた。

 田原氏は、テレビ朝日系の討論番組『朝まで生テレビ!』の司会を37年間務め(その後、BS朝日に移行)、同じく討論番組『サンデープロジェクト』に21年間出演してきた。テレビ朝日グループにとっては、大功労者だが、この一件は田原氏のジャーナリスト生活に大きな影を落としそうだ。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください