デビュー8年目の27歳辰巳ゆうと、語った『紅白』への思い「『出るんだ』という思いで頑張ってきた」

歌手の辰巳ゆうと(27)が24日、東京・LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)で「辰巳ゆうとスペシャルコンサートツアー―2025―Triangle―」東京公演を開催した。最新曲『運命の夏』を含め、ロックや演歌など19曲を披露した。掲げる目標はNHK『紅白歌合戦』初出場。「『出るんだ』と思い、1日1日頑張ってきました」と力強く話した。

東京公演を開催した辰巳ゆうと【写真:ENCOUNT編集部】
東京公演を開催した辰巳ゆうと【写真:ENCOUNT編集部】

コンサートツアー東京公演の前に取材対応

 歌手の辰巳ゆうと(27)が24日、東京・LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)で「辰巳ゆうとスペシャルコンサートツアー―2025―Triangle―」東京公演を開催した。最新曲『運命の夏』を含め、ロックや演歌など19曲を披露した。掲げる目標はNHK『紅白歌合戦』初出場。「『出るんだ』と思い、1日1日頑張ってきました」と力強く話した。(取材・文=笹森文彦)

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 東名阪を回るコンサートツアーのファイナルで、1階席から3階席まで満員のファンが詰めかけた。ツアータイトルの「Triangle(トライアングル=三角形の意)」には、演歌・ロック・ダンスの3つの意味が込められた。

 オープニング曲『魂は売るな』から、ロックコンサートのようなステージになった。中盤では男女4人のダンサーを従えて、ダンスを披露した。

 後半では長編歌謡浪曲『沖田総司』や、初挑戦となった股旅演歌の新曲『鈴鹿峠の旅がらす』を初披露した。辰巳の多才ぶりを証明するステージとなった。

『鈴鹿―』は、12月17日に発売される演歌だけのスペシャルアルバム『だけ、だけ、だけ、だけ、演歌だけ!~辰巳ゆうと サードアルバム~』のリード曲。三重・亀山市と滋賀・甲賀市の境に位置する鈴鹿峠が舞台だ。それも踏まえ、辰巳が思い出を語った。

「人生で初めての股旅演歌です。(同じ事務所だった)氷川(きよし)先輩が歌われていたので、小さいころから見て育ち、憧れてもいました。大切な曲にしていきたいです」

 デビュー8年目の辰巳は開演前の取材で「すごく充実しています。今年は辰巳の巳年(みどし=へび年)なので、勝負を決める1年だと思っています」と話した。

 昨年は同世代の新浜レオン(29)が、歌手にとっての大目標のNHK紅白歌合戦に初出場した。いわゆる第7世代の歌手として仲がいいが、先を越された形。だからこそ、辰巳は言った。

「(今年の)年が明けた瞬間から、『出るんだ!』と1日1日頑張ってきました。ファンの皆さんの『一緒に紅白に行くんだ』という気持ちが背中を押してくれています。目標に向かって、100%、150%、200%と頑張って行きたいと思います」

 プライベートでは今年5月、親しいスタッフと「ゆう登山部」を結成し、登山活動を始めた。これまで、大菩薩峠(山梨)などを登頂。7月下旬には日本一の富士山登頂にも成功した。山頂では、大ヒットを祈念して『運命の夏』をアカペラで歌った。

「日本で一番高い山に登ったので、自分も日本一を目指して頑張っていかなければという夢と力をいただきました」

 紅白出場者の発表はまだ先だが、大阪・藤井寺出身の辰巳が大ファンの阪神タイガースが、明日25日から日本シリーズで福岡ソフトバンク・ホークスと対戦する。

「ホークスも応援しているので複雑ですが、レベルの高い戦いになると思います。しっかり自分も楽しみたいです」

 辰巳が待つ「朗報」は、日本シリーズが終わった後に届くかもしれない。

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