乃木坂46の4期生・松尾美佑（21）が23日、公式ブログを更新し、年内でグループからの卒業と芸能界引退を発表した。活動終了日は「大みそか」としている。

　松尾はブログで「別の世界へ」と題し、「皆さんにお知らせです。40枚目シングルをもちまして、乃木坂46を卒業します」と報告した。

　その上で、友人に勧められて受けた「坂道合同オーディション」や加入当初からの日々を振り返った。

「はじめは居場所を見つけられず苦しくなったり、疑いたくなるほどの優しさに警戒したり、守りたいものが増えて、終わって欲しくない瞬間は止まってくれずにどんどん過ぎていって、いつからか、嬉しさも寂しさも苦しさも詰まった“ここ”が私の居場所だなと思えるようになっていました」

　そして、「キラキラとしながら卒業していく先輩方や同期の背中を沢山見送る中で、いつか、めっちゃ楽しい！！　これ以上ないよ！！！って時に卒業しようと心に決めていました」と明かし、それが「今かな！」とした。

「今が1番、ここにしがみつきたいくらい私は幸せで楽しいと気付けました。それと同時に、私がここに居て出来ることはもう全てやり切ったなと心の底から言い切れるタイミングが来ました。今が1番幸せ。私には眩し過ぎる　ここ　が好き。そう思ったタイミングで卒業を決めました」

　卒業後については「新たな場所へ向かってこれからも自分の人生を進めます」とし、「活動期間は今年の大晦日、12月31日までです。卒業後は芸能活動も引退します」と宣言。そして、「年末まで、皆さんもメンバーもスタッフさんも、関わって下さる全ての皆さん、最後までよろしくお願いします！」と呼びかけている。

　千葉県出身の松尾は14歳だった2018年8月、「坂道合同オーディション」に合格後、「坂道研修生」期間を経て20年2月に4期生として乃木坂46に加入した。特技はバク転などのタンブリング。5期生の中西アルノとは同じ小学校に通い、中西が1学年上だったことも公表している。

　乃木坂46では、今月21日に同じ4期生の矢久保美緒（23）が年内での卒業を発表したばかり。また、3期生の久保史緒里は、11月26日、27日に横浜アリーナで開催の「久保史緒里 卒業コンサート」をもって卒業する。