小倉久寛、小学校6年間は「毎朝インスタントラーメン」 三宅裕司の台本書き直しにSOS

俳優の三宅裕司と小倉久寛が23日、東京・池袋のサンシャイン劇場で行われた劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第63回本公演ミュージカル・アクション・コメディー『地球クライシス SOS~奇跡を起こせ!ロウジンジャーズ~』(10月23日より同所で上演)の公開舞台稽古及び取材会に出席した。

取材会に出席した小倉久寛【写真:ENCOUNT編集部】
取材会に出席した小倉久寛【写真:ENCOUNT編集部】

本作では劇団創立46年にして初めて劇団員が脚本を手がけた

 俳優の三宅裕司と小倉久寛が23日、東京・池袋のサンシャイン劇場で行われた劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第63回本公演ミュージカル・アクション・コメディー『地球クライシス SOS~奇跡を起こせ!ロウジンジャーズ~』(10月23日より同所で上演)の公開舞台稽古及び取材会に出席した。

 少子高齢化により過疎化が進むとある村では、伝統を重んじる年寄達と生活のためには近代化やむなしと考える若者達が対立。そんな中、アメリカの極秘司令により地球外生命体との交渉国として日本が大抜てきされ、そこで日本政府はこの交渉を成功させるために、これまでの人生で奇跡を起こし、豊富な人生経験を持つ老人を集め、ロウジンジャーズを結成。果たして地球の未来は救われるのか? そして、日本が選ばれた理由とは……というストーリーが展開される本作。三宅は官房長官役、小倉は村の伝統と重んじる農業従事者・田中耕作役を演じる。

 小倉演じる田中は、食べれば誰でも健康になる“奇跡の野菜”を作ったという設定があるそうで、普段、野菜を食べるか尋ねられた小倉は「食べますよ(笑)。最近は野菜を食べたいなって思うようになりましたね。子どもの頃は肉が好きで、魚が好きになって、野菜も好きになりました」と答え、三宅から「子どもの頃は即席ラーメンばかり食べていた」と明かされた小倉は「即席ラーメン好きでした。小学校の6年間、毎朝欠かさずインスタントラーメンを食べていました。今でも大好きです」と笑顔で語った。

 また、本作では劇団創立46年にして初めて劇団員が脚本を手がけたそうで、三宅は「なかなか面白い本を書いてくれて、劇団員みんなが初めて書いた本をよくしてやろうという気持ちでまとまって、すごくいいチームワークができたなと思いましたね」と声を弾ませ、「設定が奇想天外で、奇想天外なところからギャグとか面白いものを作ろうとすると、だいたい失敗するんですよね。それが今回はうまくいっちゃいました!」と手応えをにじませた。

 さらに、本作のタイトルにちなみ、稽古場のSOSエピソードを聞かれると、三宅は「毎日ですよね。とにかく面白くしないといけないので、本を作ったときは面白いと思っていたけど、実際に(舞台に)立ってやってみるとあまり面白くないというのが全部SOSですよね」と答えつつ、「全部面白く変えられたので、大丈夫だと思います」と自信をのぞかせた。

 一方、小倉は「三宅さんが(面白く)変えてくるんですけど、三宅さんがやってみるとすごく面白くて、(小倉が)やってみるとうまくいなかったりするんですよね」と嘆き、三宅から「それが実力の差なんですよ」と突っ込まれて笑いを誘った。加えて、本番期間中に5ページ分を書き直した台本が届くことがあるそうで「5ページ覚えないといけないんですよ。そういうことがたまにじゃなくてよくあります。昔、FAXとか使っていた頃ドキドキしましたもん。朝5時ごろにカタカタって」と回顧すると、三宅は「今も使ってるくせに。“昔”を強調したでしょ」と指摘して報道陣を笑わせ、小倉は「もう使ってないですよ(笑)」と苦笑した。

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