世界ツアー4度のTOMORROW X TOGETHER、雨の六本木で2026年ドーム追加公演を発表「こんなに大きな愛をもらえて」

グローバルに活動する韓国ボーイズグループ・TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が、日本3rdアルバム『Starkissed』の発売を記念して22日、東京・六本木ヒルズアリーナで同作のショーケースを行った。

集まったMOAと記念写真に納まるTOMORROW X TOGETHER【写真:(P)&(C) BIGHIT MUSIC】
集まったMOAと記念写真に納まるTOMORROW X TOGETHER【写真:(P)&(C) BIGHIT MUSIC】

新アルバム『Starkissed』発売記念のショーケースで

 グローバルに活動する韓国ボーイズグループ・TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が、日本3rdアルバム『Starkissed』の発売を記念して22日、東京・六本木ヒルズアリーナで同作のショーケースを行った。(取材・文=生島マキ)

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 午後6時、冷たい雨が降る野外の六本木ヒルズアリーナに、MCの古家正亨が登場すると、会場からは笑い声が上がった。

「何で笑うんですか~。まもなく6時15分、定刻になります。今回は、日本オリジナル曲を歌うということで応援方法のレクチャーをします。6時5分から左側の投影ビジョンに歌詞が出ますので、みなさん練習しましょう。今日は寒いでしょ。本人が登場する前に体を温めておきましょうか」

 メンバーが登場する前から夜空に広がる歌声は、ステージ裏のメンバーへと届いているはず。レクチャー後、再び古家氏が登場し、観客に呼びかけた。

「寒いけど盛り上がってますね! 去年のショーケースから1年ぶり。では、本日の主人公をお呼びしましょうか」

 黒い衣装に身を包んだSOOBIN、HUENINGKA I、BEOMGYU、YEONJUN、TAEHYUNの5人がステージに姿を現すと、会場は一瞬にして熱気に包まれた、ペンライトが星のようにきらきらと灯り始め、メディアによる撮影タイムで、MOA(TOMORROW X TOGETHERファンの総称)を背にした集合写真に納まると、早速、ミニライブがスタート。オープニングは『Where Do You Go?』からだ。洗練されたダンスが光る。ステージいっぱいにメンバーが広がり、手を振りながら跳ねた。

 歌唱後には、メンバーたちが曲を紹介。「『君はできる』というメッセージが込められている曲、MOAちゃんならできる!」とTAEHYUNが言うと、MOAが歓声を上げた。

 SOOBINが笑顔で「日本のMOAにこうして会えることが本当にうれしいです」と言うと、客席から大歓声が起こった。

 この日は日本オリジナルの新曲を含む全4曲を披露。YEONJUNのキレのあるダンス、BEOMGYUの軽やかな身のこなし、TAEHYUNの伸びやかな高音、HUENINGKAIの繊細なハーモニーが交差し、まるで星が言葉になったようなステージが展開された。

 TOMORROW X TOGETHERは、2020年にシングル『MAGIC HOUR』で日本デビュー。その後、数々の記録を打ち立て、24年末には『第66回 日本レコード大賞』で特別賞を初受賞し、NHK『紅白歌合戦』はK-POPボーイグループとして唯一出場した。

 その他、米国・シカゴの大型音楽フェスティバル『Lollapalooza』に2年連続参加。K-POPグループとしては初めてヘッドライナーとして招待されるなどし、K-POPアーティスト史上最速の日本4大ドームツアーを開催した。

 中盤のMCでは、今年8月から開催している4度目のワールドツアー『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : TOMORROW>』で、発表された年内3ドーム公演に加え、2026年に東京、大阪でドーム公演を開催すると追加で発表。BEOMGYUは「MOAの大きな愛情に応えるために作ったアルバム『Starkissed』のリリースと同時に、こんなに大きな愛をもらえてうれしいです」と感謝した。

 ラストは、タイトル曲の『Can’t Stop』を披露。冒頭で練習した応援コールで盛り上がり、ステージと客席が一つになった瞬間、大歓声が六本木の夜空を突き抜けた。TOMORROW X TOGETHERとMOAがともに描く“星の叙事詩”は、新たな章へと続いていく。

次のページへ (2/2) 【写真】一糸乱れぬTOMORROW X TOGETHERのパフォーマンス
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