ぼる塾の田辺智加が21日深夜、相方のあんり、きりやはるかとともにレギュラーを務めるMBSラジオ『イマドキッ ドゥフドゥフナイト』（火曜深夜1時）に出演。驚異的なアドバイス力で社長を生んだと明かされた。

　今年の初めごろ、お笑いコンビ・サンドウィッチマンのラジオにゲスト出演時、サラミを製造している会社に勤めるリスナーから新商品のアイデアを要請され、田辺が「ピンクペッパー」と回答。実際に開発、販売されると大ヒットし、そのリスナーは昇格の上、社内表彰されたという。さらには来年4月に社長就任が決まったと紹介された。

　仰天した共演陣は「ええ～」の大合唱で、よゐこ・濱口優は「何それ？　そんなに売れたの？」と反応。『イマドキ』リスナーからは「そのリスナーは『田辺さんには感謝してもしきれない』とのことで、また一つ、田辺さんの伝説が生まれた」と報告された。

　濱口は「ホンマやな。伝説やんかいな」と興奮気味に話すと、あんりも「1人の社員を社長にしたのすごくない？」と続き、ざわつきはなかなか収まらなかった。濱口から「知らなかった？」と聞かれた田辺は、「いや、社長はすごい。昇格したっていうのは、ちょっと聞いてはいたんですけど。でも社長は」と本人もびっくりだった。

　濱口が「ピンクペッパーを入れたサラミが売れに売れて」と言うと、あんりは「ぼる塾でCMやらせてください」と大チャンスに猛アピール。きりやも「お願いします」と続くと、田辺は「ぼる塾じゃない。田辺だけでお願いします」と主張。きりやが「ぼる塾でお願いします。サラミ大好きです」と必死になる中、濱口は「ホンマやな。そんなんあってもいいよな」と後押しした。

　あんりが「（共演の皆さんも）田辺さんにアドバイスしてほしいですよね」とコメントすると、濱口は「ホンマやな」と同調。あんりが「自分も昇格したくないですか？」と言うと、きりやが「ええ、したい。ちょうだい！」と呼応。あんりが「『ちょうだい』って、ただ求めんなよ。なんか（田辺に題材を）与えてやれよ。悩みとか」と注意すると、きりやは「ええと、もっと面白くなりたいです」と要望。田辺ではなく、あんりが「人の話聞いてください」と即答し、きりやは「何であんりなんだ」と不本意そうに話した。笑いが起こる中、あんりは「間違えた」と言いつつ、「もっとお笑い番組みてください。周りのこと考えてください」ときりやへの注文を連発。

　濱口は「あんりちゃんからのアドバイス。田辺さんのアドバイスはまだ早いと」と言うと、あんりは「まだ早い。悩みが本気じゃないもんね」とダメ出しした。濱口は「すごいね。でも、そんなことがあったんだ。ホントに」と改めて話すと、きりやは「すげえ。ドラマみたい」と表現。あんりも「1人の人を社長にしたんだよ。『ピンクペッパー』って言葉で」と感心し、きりやは「映画にした方がいいよ」と勧めた。あんりは「実際に採用されんのもすごい。それだけでも。それが売れて、社長になっちゃってるっていう」と言うと、田辺は「すごくない？」と自賛した上で「ホントCMは私」と発言した。

　あんりは「田辺じゃなくてぼる塾」、きりやも「ぼる塾で」とそこだけは譲らなかった。あんりが「どうしよう。これでサンドさんCMやってたら」と新たな展開を予想すると、濱口は「それはありますよ」と笑い、きりやも同意した。あんりは「サンドさん、許しませんよ。ぼる塾です」とけん制。濱口が「サンドと田辺さんかも知れんで」と話すと、あんりは「サンドさんとあんりですいません」、きりやは「サンドさんとはるちゃんで」と横取りを画策。田辺は「なんで？」と不満そうだった。