沢尻エリカ、7年ぶり映画出演で新聞記者役「緊張もありました」 富山県でオールロケ、主演は成田凌
俳優の沢尻エリカが、成田凌主演の映画『#拡散』(2026年2月27日公開)で、7年ぶりに映画出演することが20日に発表された。

映画『#拡散』に出演
俳優の沢尻エリカが、成田凌主演の映画『#拡散』(2026年2月27日公開)で、7年ぶりに映画出演することが20日に発表された。
映画『ゴールド・ボーイ』(2024年)で製作総指揮をとった白金(KING BAI)が自ら企画し監督も務めた本作。『僕がこの町で死んだことなんかあの人は知らない』(1998)でシナリオ作家協会主催・大伴昌司賞を受賞し脚光を集め、『あゝ、荒野』(2017)、『正欲』(2023)など数々の作品を手掛けている港岳彦氏が脚本を担当した。
富山県でオールロケを行った本作。とある小さな町を舞台に、介護士・浅岡信治が、妻・明希をワクチン接種直後に亡くしたことから、深い喪失と疑念に苛まれていく物語。医師を責め、遺影を掲げて訴え続ける彼は、「夫婦愛の象徴」として報じられる。しかし、その姿はいつしか反ワクチンの象徴として利用され、彼は孤立と狂気を深めていく。その姿は愛か狂気か。観客に静かな問いを投げかける作品となっている。
主人公の浅岡信治を演じるのは、俳優・成田凌。妻の死により純粋な愛と狂気が混じり合う難しい役どころを熱演する。本作の出演に対して成田は、「魅力的なスタッフ、共演者。かなりチャレンジングな企画。オファーを受けていいものか、はじめは少し迷う自分もいました。ですが、脚本を読ませていただき、即決。生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品だと思います。富山の最高のロケーションのもと、最高のスタッフ、キャストと濃密な時間を過ごすことができました」とコメントした。
沢尻は、成田演じる浅岡信治と同じように、自身も婚約者を医療事故で失った過去を持ち、浅岡の遺影を掲げる姿を「夫婦愛の象徴」として紹介する新聞記者・福島美波を演じる。映画出演は、2019年の『人間失格 太宰治と3人の女たち』以来、7年ぶりとなる。「今回は記者役で参加しています。なかなか踏み込んだ題材で、今の時代を象徴する作品だと思います。久しぶりの映像作品で緊張もありましたが、スタッフ・キャストのみなさんに温かく迎えていただき、とても心強かったです。映画『#拡散』、ぜひご期待ください!」と呼びかけた。
