5周年のJO1、熱い決意表明「この身が滅ぶまで」 初の単独野外でファンとの絆を確認【ライブレポート】
グローバルボーイズグループ・JO1が18、19日の両日、東京・海の森水上競技場特設会場でデビュー5周年記念スペシャルイベント『JO1 5th Anniversary~祭り~』を開催した。昼から夜まで「祭り」を楽しむ大規模野外イベントで、JO1としては初の単独野外ライブも実施。ENCOUNTでは19日に行われた公演の模様をレポートする。

花火2万発が彩ったイベント『JO1 5th Anniversary~祭り~』
グローバルボーイズグループ・JO1が18、19日の両日、東京・海の森水上競技場特設会場でデビュー5周年記念スペシャルイベント『JO1 5th Anniversary~祭り~』を開催した。昼から夜まで「祭り」を楽しむ大規模野外イベントで、JO1としては初の単独野外ライブも実施。ENCOUNTでは19日に行われた公演の模様をレポートする。(取材・文=ふくだりょうこ)
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開演直前までは強い雨が続いていたが、定刻には小康状態となり、大きな花火が打ち上がった。JAM(JO1ファンの総称)の大歓声が上がり、JO1が登場。1曲目は『無限大(INFINITY)2025』だ。
花火に加え、JAMが持つペンライトがきらめき、空間を彩る。メンバーの一挙手一投足、花火にと、絶え間なく歓声が上がり続ける。
「さあ、ここからは一緒に声を出していきましょう」
與那城奨が声を掛け、『OH-EH-OH』で会場はハイテンションになり、赤いライティングの中で始まった『BE CLASSIC』と畳み掛けていく。與那城が来場のお礼を言った後には、あらためてJO1メンバーが元気にあいさつをした。
この日は、エリア全体をJO1がジャックした。午前からイベント限定のグッズ販売や縁日エリアでは、約30店のキッチンカーを出店。メンバーがこの話題に触れた後、河野純喜が唐突に「魔法使っちゃおうかな」と呼びかけた。会場の声も必要だとし、「行くぜ、ベイビー。3、2、1、たまや!」と言うと、大きな花火が雨空に打ちあがった。JAMからも歓声が上がり、河野は「花火もきれいやし、JAMもきれいやし、最高です!」と表情をほころばせた。
続いて最新曲『Handz In My Pocket』でさらにボルテージをあげていく。『Run&Go』『STAY』では横幅のステージの端まで行き、会場にいるJAM全員に会いに行こうという意気込みが感じられる。さらに続く『Shine A Light』からはステージを降り、よりJAMの近くで歌声を届けた。
目の前で繰り広げられるJO1のパフォーマンスに会場のあちこちから歓声が。メンバーは笑顔を弾けさせるだけでなく、ステージに戻って『My Friends』のラストではメンバー同士がぎゅっと集まりキュートな様子も見せた。
『Gradation』では、一転してステージ階段に腰掛けてしっとりと歌い上げた。その後は『ひらく』とバラードが続き、そこに花火が彩りを加えた。エモーショナルな空間をつくる演出だ。
『ひらく』は、豆原一成が出演する今月24日公開の映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』の主題歌。豆原が作品をアピールしたところへ、タンクトップ姿だった與那城が、上着を羽織っていることに気づくメンバーたち。「実は歌いながら凍えていた」と漏らす與那城に温かい笑いが起こった。
ここで、ステージの端に待機していた金城碧海にメンバーが言及。金城は「寒くて縮こまっていると思うので、端から端へと走ります」と宣言し、走りと一緒にウェーブをするようにJAMにリクエストした。そして、金城はメンバーから「ステージが濡れているので気をつけて」と言われつつダッシュ。ウェーブも見事に決まり、満足げな表情を浮かべた。
さらに続く『Test Drive』では、会場を半分に分けて声出しをして温めていった。野外で雨模様。メンバーの言う通り、寒さも感じる会場だったが、JO1のパフォーマンスとあおりで、グングンと熱気が高まり、ライブはラストスパートに突入した。初披露の『Infinity City』でさらにテンションを上げ、『HAPPY UNBIRTHDAY』『Venus』と華やかに本編を終えた。

金城碧海がファンにメッセージ「イベントをたくさん見せに行けたら」
アンコール前には、JO1が花火作りを手伝う様子や、この日のためにどのような準備を重ねてきたのかまとめられたVTRが流れた。その中には、今回のライブへの思いを感じさせる場面もあった。
そして、浴衣姿のメンバーが再登場。アニメ『しまじろう』のオープニングテーマ『ハッピー・ジャムジャム』を「JAM」にかけてカバーした楽曲を笑顔で届けた。
その後、各々がJAMにメッセージを伝えた。金城は「何を言おうかいろいろ考えていたんですけど」と切り出して続けた。
「いつも自分ってどういう人間なんだろうと考える時に自分が一番好きなところがひとつあって。人の笑顔とか、みんなが楽しんでくれてることを想像したりするのがすごく好き。これからもみなさんがあっと驚くようなステージであったり、イベントをたくさん見せに行けたらな。この身が滅ぶまで、それを掲げて頑張っていきたいと思っています」
豆原は「ステージに立ってパフォーマンスをする。皆さんの前で思いっきり楽しむことが、今の僕にできることかなと思います」と言い、「今後とも応援していただけるとうれしいなと思います」と願った。
ラストの『Bon Voyage』では、スマートフォンでの撮影もOKに。JAMも声を合わせて歌う場面もあり、一体感を楽しんだ。
打ち上げられた花火は2日間で2万発。祭りの最後に與那城が「2日間、こんな素晴らしいお祭りを開催させてくださって本当にありがとうございます」と言い、あふれる思いを伝えた。
「ここに来てくださったJAMのみなさま、配信をご覧のみなさま、この会場を作り上げてくださったスタッフのみなさま、花火をあげてくださったみなさま、ありがとうございます。この2日間を忘れず、僕たちはこれからも一生懸命頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」
JO1は鶴房汐恩と大平祥生が現在、活動休止中。この2日間は9人での出演となったが、JO1として初の単独野外ライブでJAMとの絆を確かめ合い、「祭り」を締めくくった。
