泉ピン子、50億円稼ぐも「一銭もない」 16歳から通帳預け“お金任せきり”の過去 借金も自力返済

俳優の泉ピン子(78)が、16日放送のフジテレビ系『あの金どこいった?』に出演。16歳で芸能界デビューして以来の“ギャラ総額”と、その驚きの行方を明かした。

泉ピン子【写真:ENCOUNT編集部】
泉ピン子【写真:ENCOUNT編集部】

レギュラードラマは1時間で250万円

 俳優の泉ピン子(78)が、16日放送のフジテレビ系『あの金どこいった?』に出演。16歳で芸能界デビューして以来の“ギャラ総額”と、その驚きの行方を明かした。

 ピン子は、NHK連続テレビ小説『おしん』やTBS系『渡る世間は鬼ばかり』など数々の代表作で知られ、明るく歯に衣着せぬキャラクターでバラエティーやCMにも引っ張りだこだった。

 当時のギャラ事情については「ドラマ2シーンで500万円ぐらい。レギュラードラマは1時間で250万円、1か月4本で1000万円。バラエティーは150万円くらい。CMも1000万円近かったんじゃない?」と告白。スタジオがどよめいた。

 番組調べによると、1時間ドラマは約1700本、2時間ドラマは約130本に出演。推定のギャラ総額は48億円にのぼるが、ピン子は「そんな安くないでしょ? 50億は稼いでると思う」と笑顔で訂正した。

 しかし現在は「一銭もない、使っちゃった。全てなくなったわね」とあっけらかん。「食べて、着て、宝石買って。おごってもらった人は西田(敏行)くんと神田(正輝)さんと舘ひろしさんしか、芸能人はいませんから。あとはみんな、おごったからね」と豪快に語った。

■現在の年金は2か月で8万8263円

 さらに、52歳のときに所属事務所との間でトラブルが発生。16歳のデビュー当時から預けていた貯金通帳、印鑑、実印、印鑑証明を事務所に管理されており、「やめますって言ったら『やめられないわよ』って言われて。借金があるって言われた。欲しいものを買ったときに、その請求書を払ってもらってたから。それを50までやってたからね」と明かした。

 裁判の末、約3億円の返済義務を負う形で和解。自己破産も勧められたが、「泉ピン子が破産ってみっともないだろうって、今まで稼いできて。『3億を返してやらあ!』って言った」と、プライドを胸に完済を決意。寝る間も惜しんで仕事に打ち込んだという。

 タワマンからも「苦しいから引っ越したなんて思われたくない。100万円のギャラだと50万円の衣装を着ないと失礼」──。お金がなくてもブランド物や宝石は手放さなかった。

 その結果、2~3年で借金を完済。「ピンチはチャンス。恨んだって返ってこない。私が撒いた種だから。恨みもしない」と前向きに振り返った。

 現在の年金は2か月で8万8263円。「事務所を辞めて少し払ってなかった時期があったかもしれないね。それで安いのかも」と明かした。

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