『アバター』ドキュメンタリーがディズニープラスで独占配信 最新作の初公開映像も含む2部構成

ジェームズ・キャメロン監督が手がける映画『アバター』シリーズの最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(12月19日)の公開を記念して、シリーズの舞台裏に迫る2部構成のドキュメンタリー『炎と水―メイキング・オブ・アバター』が、動画配信サービス・ディズニープラスで11月7日より独占配信されることが17日に発表された。併せて、本作の予告編も公開された。

『炎と水―メイキング・オブ・アバター』キービジュアル【写真:(C)2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.】
『炎と水―メイキング・オブ・アバター』キービジュアル【写真:(C)2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.】

『ウェイ・オブ・ウォーター』の舞台裏…11月7日より配信スタート

 ジェームズ・キャメロン監督が手がける映画『アバター』シリーズの最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(12月19日)の公開を記念して、シリーズの舞台裏に迫る2部構成のドキュメンタリー『炎と水―メイキング・オブ・アバター』が、動画配信サービス・ディズニープラスで11月7日より独占配信されることが17日に発表された。併せて、本作の予告編も公開された。

 映画『アバター』(2009)は、全世界歴代興行収入ランキングで第1位を記録。その後、22年に公開された続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、キャメロンが監督を務めた『タイタニック』(1997)を上回る第3位にランクインし、映画史に残る快挙となった。そして今回、最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』が12月19日より日米同時公開される。

『炎と水―メイキング・オブ・アバター』では、『ウェイ・オブ・ウォーター』および『ファイヤー・アンド・アッシュ』の制作過程に密着。カリフォルニア州のマンハッタンビーチやシャスタ湖、ハワイ、ニュージーランド、バハマなど、世界各地で行われた大規模なロケ撮影の様子や、俳優陣の生の演技、そして最新の映像技術が融合する過程が描かれている。さらに作中には『ファイヤー・アンド・アッシュ』の初公開映像も含まれる。

『アバター』シリーズは、神秘の星パンドラを舞台に、元海兵隊員ジェイク(演:サム・ワーシントン)と、先住民族ナヴィのネイティリ(演:ゾーイ・サルダナ)が築いた家族が、侵略を狙う人類と対峙(たいじ)していく物語。『ウェイ・オブ・ウォーター』では戦いの舞台を海へと移し、愛する者のために戦ったが、大きな犠牲を払うこととなった。そして最新作『ファイヤー・アンド・アッシュ』では、ナヴィでありながらパンドラを憎むアッシュ族のヴァラン(演:ウーナ・チャップリン)が人類と手を組み襲来。“炎の決戦”が描かれる。

 解禁された予告編では、キャメロン監督が「『アバター』はテクノロジーを活用する。だが作り手は才能豊かな人たちだ。すべての表現や感情の動きを捉えて、世界に命を吹き込む」と語り、作品に込めた思いを明かしている。ネイティリ役のゾーイ・サルダナは「役者がいなければ、パンドラにあるのは景色だけ」と語り、ジェイク役のサム・ワーシントンも「どのシーンも演技に基づく、すべてが本物だ」と演技の重要性を強調している。

 撮影には68万ガロンの巨大水槽が使われ、俳優たちは事前にフリーダイビングなどの訓練を積み、水中での実演を行った。キリ役のシガーニー・ウィーバーは「“3~4分は息を止めてくれ”と」とディレクションされた場面を回想し、“海の部族”ロナルを演じたケイト・ウィンスレットは潜水時間7分15秒を記録し、「体力も集中力も要るけど、すばらしい経験だった」と振り返った。

 また、予告編には『タイタニック』や『アバター』シリーズでキャメロン監督とタッグを組み、2023年に他界したプロデューサー、ジョン・ランドー氏の姿も映されている。彼は「演技をキャプチャーしデジタル化する、それを水中でも行いたい。役者はパンドラに似た環境で演技できる」と語っており、キャメロン監督も「山ほどの問題を乗り越えた」と作品の舞台裏を語っている。

 シリーズ最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』に世界中の注目が集まるなか、“究極の映像体験”の裏側に迫る『炎と水―メイキング・オブ・アバター』は、映画の公開に先駆けて視聴者に新たな感動を届ける内容となっている。

次のページへ (2/2) 【動画】巨大水槽で行われた撮影…ドキュメンタリー『炎と水―メイキング・オブ・アバター』の予告映像
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