【新婚さん】妻は人気作家で夫はお坊さん、結婚の決め手はダウン症弟の「ダメ男を見抜く力」

お笑い芸人の藤井隆とタレントの井上咲楽が司会を務めるABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』(日曜午後0時55分)の12日放送回は、作家の岸田奈美さん夫妻が登場した。

『新婚さんいらっしゃい!』に登場した岸田奈美さん【写真:(C)ABCテレビ】
『新婚さんいらっしゃい!』に登場した岸田奈美さん【写真:(C)ABCテレビ】

作家の岸田奈美さん夫妻が登場

 お笑い芸人の藤井隆とタレントの井上咲楽が司会を務めるABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』(日曜午後0時55分)の12日放送回は、作家の岸田奈美さん夫妻が登場した。

BMW、ベンツにプジョー…人気女優の“多国籍”な歴代愛車(JAF Mate Onlineへ)

 妻・岸田さんはエッセイストとして知られ、中学生の頃に父親が急逝し、4歳年下の弟はダウン症で知的障害を持っている。高校時代には母親が車いす生活となるなど、家族には多くの困難があった経験をつづった初著書『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(2020年刊)が話題を呼んだ。作品はテレビドラマ化され、泣きながらも笑えるリアルな家族の姿として注目され、23年度のギャラクシー賞奨励賞を受賞している。

 スタジオに登場した2人に藤井は「旦那さん、高校生みたい! かわいらしい」と声をかけたが、夫がお寺の副住職と知って「失礼しました」と平謝り。

 夫妻が結婚したのは、23年5月。出会いはコロナ禍の20年。妻の友人が「めちゃめちゃおもしろいお坊さんがおるから」と、オンライン飲み会を開いたことが出会い。モニター越しに見る夫は「むっちゃ汚いアフロ」で、お坊さんには全く見えなかったと妻は笑わせた。

「本当にお寺の息子か疑っていた」という妻が、夫のお寺へ遊びに行った時のこと。その際、羽振りのいいベンツなどで迎えに来るのかと思ったら、ズタボロの軽自動車で現れたことに、妻は仰天。しかし、大きなムカデにかまれたとかで、片腕がパンパンだったというエピソードを紹介。「“東京”みたいな人がタイプだった」という妻には、男性として見られなかったという。

 交際のきっかけは、副住職の夫が、「1か月間住ませてください」と東京の妻のもとへ居候を頼んだところから。「僕は邪魔にならないから」「お坊さんに雨風をしのぐ屋根を貸すことは、仏教の世界では喜捨(きしゃ)といってお布施である。つまり、徳が詰まれる。これは悪い話ではない」とプレゼンテーションまでされてしまったという。これには藤井が「ズルいわ!」と反応し、笑いを誘った。結局、恋愛関係にならないことを約束し、同居を開始した。

 しかし、3日後には夫がおきて破りの「好き」と告白。料理のできない夫に、料理づくりを丁寧に教えてくれたことが決め手になったという夫。しかし妻は、生まれたてのヒヨコのように恋愛対象を私だと思い込んでいるだけだと応じなかったと話す。

 そんな2人の絆を深め、結婚の決め手となったのは、ダウン症の弟の存在だったという。「ダメ男を見抜く力がすごい」と話す妻は、昔から妻が会わせてきたイケメンたちとは、目も合わせずあいさつもしなかった弟を振り返る。にもかかわらず夫には、会った瞬間に意外な行動に出たという。

 妻は「(飲み物を持った夫が)これ、もらった!」と、初対面の弟からおごってもらったというエピソードを明かし、「弟もどや顔で、完全に(夫が)舎弟ぽかった」と笑わせた。弟の目に狂いはないと感じた妻は、家族になることを決意したと明かしていた。

次のページへ (2/2) 【写真】夫は寺の副住職 岸田奈美さん夫妻の2ショット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください