がん闘病中の高須院長、遺言書は「とっくに書いてあります」 体調“最悪”も前向き「最高です」
美容外科・高須クリニックの高須克弥院長が10日、都内で行われた最新著書『高須の遺言』の発売記念会見に登壇。現在の体調を明かした。

「がんは必ず死ぬんですが、すぐ死なない」
美容外科・高須クリニックの高須克弥院長が10日、都内で行われた最新著書『高須の遺言』の発売記念会見に登壇。現在の体調を明かした。
BMW、ベンツにプジョー…人気女優の“多国籍”な歴代愛車(JAF Mate Onlineへ)
2014年にがんを発症し、18年に全身がんであることを公表した高須院長。発症から11年経た今も闘病を続けている。著書を出版するのは、6年ぶりとのことで、高須院長は「発売までに死んじゃったらどうなるんだろうって不安はありましたが、生きているうちに出せてよかったです」と安どした。
出版に至ったきっかけは、にしたんクリニックのCM出演時の取材だそうで「郷ひろみくん並のギャラで、にしたんクリニックっていう商売敵からCMのオファーがきた。そのとき、にしたんさんがフライデーの記者さんを呼んで、記事を作ったんです。そのとき『自伝出したらいけますよ!』って。(記者に)のせられて書いちゃっただけ」と回顧。売上は「台湾地震の被害者に全部寄付します」とのことで、「たくさん売れると功徳を積んだことになる。功徳を積むのに一番いいですよ」と呼びかけた。
また、現在の体調については「最悪なんですけどね」と明かし、「すごい頻尿。体はだるい。昨日も眠れなくて、睡眠薬を2時間おきに飲む。9時にタクシー迎えに来るから、それまでに目が覚めるようにして、ここ(会見会場)に来るときが一番元気なように設定している」と話した。
さらに「がんは必ず死ぬんですが、すぐ死なない」と言い、「がんになってもその日に死ぬってことはないですし、がんになると大事にしてくれる。すごく楽しい余生が送れるんです。なので『がんになったら喜べ!』ってむしろ言うんです」と持論を展開。続けて「がんは死ぬことが計画できて終活もできて、かつ大事にされる。最高です。努力することによって、余命が伸ばせる可能性もある。もしかしたら突然治る病気に変わるかもしれない。夢の大きい病気です。新しい治療法が出てくるのを待つのも楽しいです」と語った。
また、遺言書は「とっくに書いてあります」と打ち明け、「10年前、がんになったときすぐに書いた。ただ、生きるんですよね。いろいろな人に『これあげる』って書いたけど、全部使っちゃった。弁護士に聞いたら使っちゃったならそれでいいんですよって」と涼しい顔をしていた。
会見の終盤には、事実婚関係にある漫画家の西原理恵子氏が、高須院長の「(報道陣に)あいさつしなさい」の一言で登壇し、ハグをした状態で写真撮影に応じていた。
