20th Centuryの井ノ原快彦が8日、東京・新宿ピカデリーで行われた『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』（10月31日公開）の舞台あいさつ付き「おひろめ試写会」に出席した。

　この日は、イベント中盤、劇中に登場するしろくま、とんかつ、えびふらいのしっぽの3キャラクターが登場。今作に絡めて、すみっコたちとどこへ冒険に行きたいかと質問されて井ノ原は「……考えたことがなかったな～」と困りつつも、すぐさま「とりあえず、（すみっコたち）全員と新宿の街を歩きたいですね。すぐ行けるじゃないですか。大冒険ですよ」と提案。「たぶん、すみっコたち、もみくちゃにされると思いますけど。いいお店、いっぱいありますからね～」と述べた。

　テレビ東京系情報バラエティー『出没！アド街ック天国』で長年司会を務めるだけに、機転が効いたさすがのトーク力と知識を垣間見せる井ノ原だったが、しろくまは、同劇場が歌舞伎町からほど近く、“元気な大人たち”にもみくちゃにされるのが怖かったのか、井ノ原に背を向けてステージ外を見つめたまま静止。

　井ノ原は「これは……どういうことなんでしょう？」と戸惑いを隠せず、イベント司会から「新宿ではない、ということなのでしょうか」と助言を受けると、「（新宿では）なかったんだ。そっか。大自然の中で、川とか、海とか、山があるところで、みんなで冒険するのはどうですか？　それはどうかな？」と再提案。すると、しろくまが前を見てこっくりとうなずいた。それを見て井ノ原は「あっ！　『新宿よりハマった～』みたいな感じかな」と胸をなで下ろした。

　同イベントには、本上まなみ、主題歌『君の傘』を担当した木村カエラ、イワタナオミ監督も出席した。同作は『映画 すみっコぐらし』シリーズ第4弾。すみっコたちが、空の王国の舞台に優しい大冒険を繰り広げる。井ノ原と本上がナレーションを務めた。