『SASUKE』グローバル展開へ加速 TBSが世界最大級の制作会社グループ「バニジェイ」と協業開始
TBSは7日、世界最大級の制作会社グループ・バニジェイ・エンターテインメント(本社:パリ)と協業を開始し、大型スポーツエンターテインメント番組『SASUKE(Ninja Warrior)』の国際展開に向けた新たな取り組みが始動することを発表した。

国際ネットワーク活用でさらなる市場拡大を狙う
TBSは7日、世界最大級の制作会社グループ・バニジェイ・エンターテインメント(本社:パリ)と協業を開始し、大型スポーツエンターテインメント番組『SASUKE(Ninja Warrior)』の国際展開に向けた新たな取り組みが始動することを発表した。
BMW、ベンツにプジョー…人気女優の“多国籍”な歴代愛車(JAF Mate Onlineへ)
バニジェイは、21以上の国と地域に約130の制作会社を有し、『サバイバー』『ビッグブラザー』『マスターシェフ』など多数の人気フォーマットを展開する世界最大規模のコンテンツグループ。テレビ業界専門のリサーチ会社「K7 Media」による調査では、3年連続で「バラエティフォーマットの販売契約を最も多く成立させた会社」に選ばれている。
今回の合意により、『Ninja Warrior』の番組フォーマットは、日本を含むアジア、米国、ドイツ、フランス、ポーランドを除いた全世界において、バニジェイの国際ネットワークを通じて販売されることになる。今後は同社の開発力・制作力・営業力を活用し、さらなるグローバル展開が検討されていくという。
『SASUKE(Ninja Warrior)』は、極限の障害物コースに挑む挑戦者たちの姿を描く、身体能力と精神力の限界に挑むスポーツエンターテインメント。これまでに25か国以上で現地版が制作・放送されており、国境を越えて共感と感動を呼び起こしてきた。今回のパートナーシップによって、さらなる拡大に期待が寄せられている。
バニジェイ・エンターテインメントのチーフコンテンツオフィサーであるジェームズ・タウンリー氏は、「世界的に愛され、認知されている『Ninja Warrior』を数々のヒットフォーマットが並ぶ当社のカタログに加えることができることを大変光栄に思います。『Ninja Warrior』はまさに最高峰のスポーツエンターテインメントであり、緊迫感、肉体的能力、そして競争心に満ちています。数多くのフォーマットの開発や販売をしてきた私たちの専門性を活かし、『Ninja Warrior』ブランドを次のレベルへと引き上げ、TBSが築いてきた勢いをさらに発展させていきます」とコメントしている。
TBSホールディングス執行役員の瀬戸口克氏陽は、「TBSの看板フォーマットである『Ninja Warrior』を、絶大なる開発力・制作力・営業力を誇るバニジェイ・エンターテインメントとタッグを組むことで、さらに多くの国と地域にお届けできるようになることを大変うれしく思います。TBSは“Inspiring Global Love for Japan through Timeless Moments”をグローバルビジネスのブランドパーパスに掲げていますが、究極のスポーツエンターテインメントである『Ninja Warrior』が世界中の人々を魅了し、さらに愛されるブランドに発展していくことを心から楽しみにしています」と述べている。
2008年に設立されたバニジェイは、年間1万7000時間超のコンテンツを世界に提供し、2024年には250本以上のノンフィクション新作や110本超のフィクション作品を制作。『Survivor』『Big Brother』『Peaky Blinders』『MasterChef』『Black Mirror』『Mr Bean』など、世界的に人気を誇るIPを多数手がけてきた。
また、TBSは1960年代よりドラマ、バラエティー、アニメ、映画などの多彩なコンテンツを積極的に海外展開。『VIVANT』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『半沢直樹』などのドラマや、『SASUKE(Ninja Warrior)』『風雲!たけし城』といったバラエティ番組のフォーマットが世界で高い評価を得ている。これまでに160以上の国と地域に数万話以上を提供し、動画配信や商品化、出版、テーマパーク展開、企業とのタイアップなど、IPを基盤とした多角的なグローバルビジネスを展開している。
