「高市さんは車好き」自動車ファンが新総裁を大歓迎 “愛車”はスープラ…自動車税見直しに期待

自民党の高市早苗新総裁に、自動車ファンから歓迎の声が上がっている。かつての愛車が1991年式トヨタ・スープラ(JZA70型)であることは広く知られており、ガソリン代の高騰やトランプ関税など自動車業界が抱える問題に、ドライバーの立場から向き合ってくれるとの期待があるためだ。

高市早苗氏は人生で初めて新車で買った車スープラ(後方)を20年以上乗り続けた【写真:ENCOUNT編集部】
高市早苗氏は人生で初めて新車で買った車スープラ(後方)を20年以上乗り続けた【写真:ENCOUNT編集部】

1台の車を一途に乗り続ける“愛車精神”…自動車ファンが熱烈歓迎

 自民党の高市早苗新総裁に、自動車ファンから歓迎の声が上がっている。かつての愛車が1991年式トヨタ・スープラ(JZA70型)であることは広く知られており、ガソリン代の高騰やトランプ関税など自動車業界が抱える問題に、ドライバーの立場から向き合ってくれるとの期待があるためだ。

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 4日に千葉・松戸市で行われた「まつどクラシックカー&スポーツカーフェスティバル2025」。西口地下駐車場には110台の車が展示されたが、さっそく高市新総裁を歓迎する声が目立った。

 日産のスカイラインGT-Rに乗る男性は、「高市さんは車好きなんだよ。古い車に乗ってたから古い車に乗る人の気持ち分かるんじゃないかな」と、期待感を示した。

 スープラは高市氏が22年乗った後、納屋で10年保管され、2022年にフルレストアされた。

 かつては終電を逃すと、自らハンドルを握って東京から地元奈良まで走るなど、とにかく運転することが大好きだった。「こういうとんがったタイプの車が徐々に姿を消し始めた後も、ずいぶん長い間、私は大切に乗ってまいりました」と、話したこともあるほどだ。

 物価高対策や米の安定供給など、喫緊の課題が多数あるのは承知しているものの、対自動車という視点でみれば、これほどまでに理解のある総裁は見当たらないと受け止める。

 トランプ関税により、日本の自動車業界は大きな岐路に立たされ、日本へのアメリカ車の輸出強化も待ったなしだ。

 しかし、“現実”を知る高市氏なら圧力に対峙できる可能性があるとし、「トランプが日本にアメリカの車いっぱい買ってくれって言ったって買えないよ。在庫になっちゃう」と続けた。

 別のトヨタ車オーナーは「小泉(進次郎)さんとトランプじゃ格が違いすぎる。高市さんは安倍元首相の継承者だからそのほうがトランプとは馬が合うんじゃないか」と指摘。

 高市新政権に求めることとして、ガソリン税の暫定税率廃止を挙げ、「暫定は暫定。普通2~3年の話。それがそのまま何十年も……、半世紀近くというのはおかしい」と訴えた。

 さらに、登録から13年で一気に高くなる自動車重量税についても見直しを希望。

「欧米はクラシックカーであれば、税金がだいぶ安くなる。日本は逆なんだよね。みんな大事に乗ってるのに、(普通車で)15%アップというのは納得できない」と力を込め、1台の車を乗り続けることの意味を知っている高市氏の手腕に注目した。

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