「まだ私たちの知名度は…」超とき宣・坂井仁香、楽曲ヒットでも油断せずテレビに出続けたい理由
アイドルグループ・超ときめき▲宣伝部(▲はハートマーク、通称:超とき宣)のメンバー・坂井仁香が、自身2冊目となる写真集『ひとかけら』(小学館)を9月12日に刊行した。今年、グループではTikTokで火が付いた楽曲『超最強』が“最強の推し活ソング”として23億回再生される大ヒットを記録した中、坂井自身もドラマやバラエティーなどでも活動を活発化させている。新作写真集に込めた思いや近況を聞いた。

2nd写真集『ひとかけら』を刊行
アイドルグループ・超ときめき▲宣伝部(▲はハートマーク、通称:超とき宣)のメンバー・坂井仁香が、自身2冊目となる写真集『ひとかけら』(小学館)を9月12日に刊行した。今年、グループではTikTokで火が付いた楽曲『超最強』が“最強の推し活ソング”として23億回再生される大ヒットを記録した中、坂井自身もドラマやバラエティーなどでも活動を活発化させている。新作写真集に込めた思いや近況を聞いた。(取材・文=大宮高史)
――まず、今回の写真集のコンセプトを教えてください。
「まず4年前のファースト写真集(『First Love』)とは明確に違いを出したいな、という気持ちがありました。前作は“ありのままの私”を意識していましたけど、今回は24歳になっ今の私の大人っぽいところを見せたいなと思い、衣装選びから意識しました」
――ページを開いてみると、水着や海辺でのショットが多いです。
「ありがたいことに宣伝部員さん(超とき宣のファンネーム)から『ひとちゃん、スタイルいいよね』『足綺麗だよね』と言ってもらえることも多く、それならとジムに通ったり、エステに行ったり、体重を落としたり……。自分の見られ方を考えながら臨みました」
――ライブやテレビで見る、華やかな衣装を着た姿とのギャップも大きいです。
「見てくれた方には魅了されてほしいです(笑)。今夏の全国ツアーでも初めてライブに来てくださる方がすごく多かったんですが、たくさんの方に注目していただいているタイミングで写真集を出すことができました。アイドル衣装を着ている時だけじゃない、素顔の私を見てもらえるチャンスだと思っています」
――裏表紙でキュートな犬とのツーショットもあります。愛犬の『レオくん』をかわいがる、坂井さんらしいですね。
「パっと見ると『レオくん?』って思われるかもしれませんが、違う子なんです(笑)。おしゃれな子ですぐに仲良くなれました。動物は何でも好きで、(マイクロブタの)豚カフェやサモエド犬に会えるサモエドカフェにも行きました。それに、私は顔がカワウソに似ているって言われるんですが(笑)、おかげでカワウソも好きになって。水族館にいると餌もあげちゃいます」

今年はドラマでヒロインのライバルに「メンヘラっぽい女の子」
そう明かすと、穏やかな笑みをたたえた。そんな坂井は今年、ソロ活動でも顕著な動きを見せる。今春放送のMBS連続ドラマ『復讐カレシ~溺愛社長の顔にはウラがある~』では、鈴木仁扮する若手イケメン社長・佐鳥駿の婚約者の倉持琴音役を好演。紺野彩夏演じるヒロイン・服部舞香のライバル的存在として印象を残した。バラエティーでもさまざまな番組に出演し、存在感を示した。
「『復讐カレシ』の琴音はちょっとメンヘラっぽい女の子でしたが、楽しかったです。私はライブのパフォーマンスも『憑依型』と言われるんですが、曲の世界観に入り込むのと同じように、役に入り込めた感覚がありました」
――バラエティーへの手ごたえはいかがでしょうか?
「あきちゃん(菅田愛貴)と一緒に出させていただいた『ハチミツ!!』(フジテレビ系)は、台本には書かれていなかったんですけど、『ここで私がこう動いたら面白いだろうな』って思ったことを、アドリブでやってみました。そうしたら芸人さんたちもすごく盛り上がってくださって、自信にもつながりました」
――菅田さんとは2人組ユニット『超ときめき▲ツイン部』で『ポケコロツイン』のCMにも出演していますね。
「あきちゃんがあまりにもかわいいので、ドキドキしました(笑)。現場ではリラックスして撮影に臨めました」
――楽曲『超最強』ヒットの起点になったTikTokなどSNSのみならず、グループはテレビでも着実に注目が集まっています。
「もっと(仕事の)幅を広げたいです。6人で『ラヴィット!』(TBS)の水曜日レギュラーをさせていただいて、本当にどの瞬間も楽しかったです。外でロケ中に見つけてもらうことも増えましたが、グループもメンバーの知名度もまだまだだなって思うので、テレビには出続けたいですし、また雑誌で専属モデルにもチャレンジしたいです」
――では、グループ結成時から成長したところ、あるいは逆に変わらない、と思うことはありますか?
「皆、変わらないところはありますね。今でもお弁当を誰から選ぶかで、じゃんけんしたり、いい意味で子どもっぽいです(笑)。もちろん仕事への向き合い方などはデビューしたての頃より真剣になって成長したと思いますが、楽屋がにぎやかなのは昔のまま。それが超とき宣らしさで、一緒に年を重ねてきたのかなって思います」
□坂井仁香(さかい・ひとか)2001年7月25日、神奈川県生まれ。2014年4月に番組内で結成された「私立輝女学園」に加入し、2015年4月同グループから派生した、ときめき▲宣伝部のメンバーに選ばれる。同年にファッション誌『Seventeen』の『ミスセブンティーン』グランプリを獲得し、同年10月号から2021年4月号まで専属モデルを務める。また同年4月から2023年3月までフジテレビ系『めざましテレビ』でイマドキガールを務めた。2020年4月に、ときめき▲宣伝部から、超ときめき▲宣伝部に改名。担当カラーは超ときめき▲レッド。164センチ。
