桜井凜、時代劇で初舞台「人生の宝物になりました」 座長の和泉元彌らに感謝「心が震える」

俳優の桜井凜が2日、東京・赤坂の草月ホールで行われた時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』の囲み取材に登壇し、舞台初出演の感想を赤裸々に明かした。

時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』の囲み会見に登場した桜井凜【写真:ENCOUNT編集部】
時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』の囲み会見に登場した桜井凜【写真:ENCOUNT編集部】

時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』囲み会見

 俳優の桜井凜が2日、東京・赤坂の草月ホールで行われた時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』の囲み取材に登壇し、舞台初出演の感想を赤裸々に明かした。

 同舞台は、浅井長政の娘、浅井三姉妹(茶々、江、初)の半生を描いた2023年の『PRINCESS TOYOTOMI』、2024年の『PRINCESS KYOUGOKU』に続くPRINCESSシリーズの最終章。この日公演初日を迎え、8日(7日は休演)まで草月ホールで上演。同舞台で舞台初出演となる桜井は、伊賀忍者・歩き巫女の望月帰蝶役を演じる。

 役衣装で登場し、報道陣の囲み会見に応じたキャスト陣。桜井は「2年間続いていた作品の最終章で、こんな素晴らしい作品に関わらせていただけること、そして本当に素晴らしいキャストの皆さんと毎日稽古を共にし、稽古に参加してる時から心が震える作品でした。本当にご一緒させていただけたことがありがたく、私の人生の宝物になりました」と感激しきり。

 初舞台が時代劇となったが、「時代劇は幼い頃から大好きで、挑戦させていただきたいと思いました。私は日本舞踊を少しやっていましたが、いざやってみると立ち振舞や所作、姿勢などが分からず、周りの方々に教えていただきました。普通の芝居をしていると学べないと思うので、貴重な体験だと思います」と共演者に感謝。「殺陣のシーンがすごく、1か月ほど稽古がありましたが、1か月でみなさんなんでこんなに殺陣が上手いんだろうと思いました。迫力があって格好良く、毎回目が点になってしまいましたので、そこが見どころだと思います」とアピールしていた。

 初舞台も共演者に温かく迎えられたという桜井は「皆さんお優しくて温かく、私に手を差し伸べてくださいます。温かく包んでくださる方しかいらっしゃらなくて、稽古場からずっと温かく、この作品が千秋楽を迎える時、全員が集まることって今後はなくなってしまうのかと思うと悲しい気持ちになります」と共演者と別れたくない気持ちを明かすと、隣にいた座長の和泉元彌が「舞台がこんなもんだと思っちゃいけないと思いますよ。こんなにいい作品はないですから!」と今作は特別だと言わんばかり。

 和泉の言葉にうなずいた桜井は「毎日お稽古させていただいて、毎日が本当にいろんな意味で充実しています。あっという間に今日を迎えて緊張するかと思いましたが、目まぐるしく毎日が進んでいったので、何とも言えません」と複雑な心境も。「稽古をひと通り見て、何回見ても心が震える作品だと思います。早く皆さんにお伝えしたい気持ちでいっぱいです」と武者震いなのか、公演が待ち遠しい様子だった。また、この日の囲み会見には、桜井と和泉のほか、麻乃佳世、いしだ壱成、大湖せしる、演出家の野口大輔も出席した。

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