南沙良、ゆりやん初監督映画で主演 男性に思いを寄せる美大生役「初めての挑戦が多い作品でした」

俳優の南沙良が、2026年2月6日公開の映画『禍禍女(まがまがおんな)』で主演を務めることが2日に発表された。本作は、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが初めて映画監督を務める長編作品となる。

南沙良が『禍禍女(まがまがおんな)』で主演を務めることが発表された
南沙良が『禍禍女(まがまがおんな)』で主演を務めることが発表された

2026年2月6日公開の映画『禍禍女』

 俳優の南沙良が、2026年2月6日公開の映画『禍禍女(まがまがおんな)』で主演を務めることが2日に発表された。本作は、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが初めて映画監督を務める長編作品となる。

 芸人、俳優、ラッパー、声優、ラジオパーソナリティーとして多方面で活躍するゆりやんは、「女芸人No.1決定戦 THE W」や「R-1グランプリ」での優勝、Netflixシリーズ『極悪女王』主演などで注目を集め、現在は芸人として世界に挑戦すべく拠点をアメリカ・ロサンゼルスに移している。そんな中、満を持して今作で映画監督デビューを果たす。プロデューサーは、撮影までの約1年間、ゆりやんと頻繁に会って“恋バナ”を聞き続け、そんなゆりやんの今までの恋愛の全てが詰め込まれたという。

 主演に抜てきされたのは、映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない。』(18)で第43回報知映画賞や第61回ブルーリボン賞新人賞などを受賞し、主演作『愛されなくても別に』(24年)や『万事快調<オール・グリーンズ>』(26年1月)など話題作への出演が続く南。本作では、ある男性に思いを寄せる美大生・上原早苗役を演じる。

 南は「私自身初めての挑戦が多い作品でしたが、早苗の感情に触れることで、私自身のなかにも眠っていた感情が呼び起こされていくような感覚でした」と振り返り、撮影について「現場は常に温かく、エネルギッシュな空気に満ちていて、その中で自由に表現することができた」とコメント。ゆりやん監督についても「初めての長編映画とは思えないほど、ユーモアと情熱を持って作品を導いてくださいました」と称賛を送った。

 また、監督・ゆりやんは「沙良さんには、今回の役を演じていただくにあたり、殻を破って欲しかったので、そのためには自分も殻をかぶっていてはいけないと思い、本音でぶつかりましたら、沙良さんも全身で受け止めて全力でぶつかってきてくださいました」と振り返り、「こんな南沙良さんをみたことがありません! ありがとうございます! 沙良、LOVE!」という言葉で感謝を伝えた。

 脚本は、『ミスミソウ』(18)や『許された子どもたち』(20)、25年11月公開の映画『ヒグマ』など、物議をかもすセンセーショナルな作品を手掛けてきた内藤瑛亮氏が担当。ゆりやんとの共同作業について「“ホン”作りは苦しいことが多いのですが、『禍禍女』は唯一心から楽しく、もし時間を戻せるならもう一度やりたいと思えるほど幸福な時間でした」と振り返った上で、「ゆりやんさんを傷つけた男たちを呪う気持ちで書きました」と強い思いを明かした。

 音楽は、トラックメーカー/プロデューサーのyonkeyが担当。初の劇伴作品となる本作について、「ゆりやんさんが表現したかった“これまでの恋愛を元にした映画”に寄り添えて作れたと思います」と語った。

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