乳がん闘病中の梅宮アンナ、乳房再建に持論「なくてもいいんじゃない?」 治療前には主治医と約束“自分で調べない”
乳がん(浸潤性小葉がん)で闘病中のタレント・梅宮アンナが1日、都内で行われたピンクリボンフェスティバル2025オープニングナイトに出席した。パーティー風のシックな装いで登場し、自身の闘病体験について語った。

術後は「15キロくらい太った」
乳がん(浸潤性小葉がん)で闘病中のタレント・梅宮アンナが1日、都内で行われたピンクリボンフェスティバル2025オープニングナイトに出席した。パーティー風のシックな装いで登場し、自身の闘病体験について語った。
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闘病中とは思えぬ、若き日を彷彿(ほうふつ)とさせるようなビジュアルでさっそうと現れた梅宮。がん治療について「体力と精神力が非常に求められる」と言い、主治医からは「最初にお会いしたときに言われたんですけど、『インターネットで自分でどんどん調べるのはやめてください。インターネットを見ないことを約束してほしい。分からないことがあったら僕に聞いてください』というのが教えだったので、それをずっと守ってました。分からないことがあったらメモして、次の外来のときに、先生に言う、という感じでした」と振り返った。
抗がん剤治療に関しては「やはりキツいです」と本音を吐露。「抗がん剤に打ち勝つには、やはり体力。2024年はすごい痩せていたんですけど、『この細さだと厳しいかな』と本能的に思った。食欲だけはまったく減らなかった。むしろ増加している感じだった。去年、手術の後にグアっと上がって、15キロくらい太ったんです」と明かした。
自身ががんに罹患した意味を見いだすことができたか、と問われて「『どうして私がこんな病気になるんだろう?』ということではなく、『これは何か意味があるな』とすぐに思った。まず役割を考えられたことはすごくよかった。『病気になってよかった』とはまったく思いませんが、ただ悪いことだけではなくて、いろんなことを学ばせてもらった」と話した。
また、乳房再建をしないと決めた理由について「10人中9人、10人が『アンナちゃん、大丈夫。今は(乳房の)再建できます』というお声しかいただかなかった。誰一人として『胸がなくたって大丈夫だよ』と言ってくれなかった。私は『ん~? そんなに胸が必要か?』と思った」と胸中を吐露。
続けて「私は『1日でも早くとってください』ということを先生にもずっと言っていた。とりあえずスッキリしたい。私は、手術の後に放射線があったので、放射線をやる場合、同時再建ができない。先週も、外科の先生とお話して『そろそろ手術から1年になる。アンナさん、再建は考えていますか?』というやり取りがあった。私は『考えていません。ないまま、当分いきたい』と。切ったところの皮膚も決して100%痛くないわけではない。『まだ考えられないです』と。ただ再建をする場合、お腹の肉を持ってきたり、背中の肉を持ってきたりする。私はもう、『痛いの嫌だな』と思ってまして(笑)。ないことで、私は満足している。『(生きられて)本当によかったな』としか思っていない。なので、『なくてもいいんじゃない?』と私は思っています」と前を見据えた。
約45分のトークを終えた梅宮は、万雷の拍手を受ける中、椅子からスッと立ち上がり、背筋を伸ばし、凛とした足取りで舞台袖に消えた。
梅宮は昨年8月に「浸潤性小葉がん」に罹患(りかん)したことを公表。今年3月にインスタグラムで抗がん剤治療が終了したことを報告し、4月30日の検査後「今の私の現状は、治療がキチンと進み、転移や再発は今のところありませんでした」などと明かしていた。
私生活では2001年に結婚し、翌年に長女を出産したのち、03年に離婚。今年5月14日にアートディレクターの世継恭規氏と出会い、その10日後の23日に婚姻届を提出した“出会って10日婚”で話題となった。
