松坂桃李は心配性 クランクイン前日に何度も台本確認「遠足前に眠れない子どものネガティブ版」
俳優の松坂桃李が30日、都内で行われたアニメーション映画『ひゃくえむ。』公開御礼舞台あいさつに染谷将太、岩井澤健治監督と共に登壇した。

映画『ひゃくえむ。』公開御礼舞台あいさつ
俳優の松坂桃李が30日、都内で行われたアニメーション映画『ひゃくえむ。』公開御礼舞台あいさつに染谷将太、岩井澤健治監督と共に登壇した。
本作は『チ。―地球の運動について―』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した魚豊の連載デビュー作『ひゃくえむ。』をアニメーション映画化。陸上競技の世界で「100メートル」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの情熱と狂気を描いた物語。生まれつき足の速い“才能型”のトガシを松坂が、トガシとの出会いから、100メートル走にのめり込んでいく“努力型”の小宮を染谷が演じた。
9月19に公開を迎えると「臨場感がとにかくすごかった!」「映画館で見るべき映画」など絶賛の口コミが広がっている本作。松坂は「僕の周りで陸上をやっていない人たちも映画を見てくれて『すごく面白かった』と熱量のあるメッセージをくれたり、普段連絡をくれない方が感想を送ってくれたりしてうれしかったです」と自身にも反響が届いたことを明かす。
この日は、それぞれの性格を表現する2択問題に回答するコーナーも。松坂は「勝負日前日には、普段通りに過ごすか、しっかり備えるか」という2択に「僕はしっかり備えてしまう」と回答。その理由について「ただ単に心配性なんです。普段通りに過ごしたいのですが、クランクイン前日などは『大丈夫かな』って何度も台本を確認してしまい、結局寝不足になるんです。遠足前にワクワクして眠れない子どものネガティブ版ですかね」と苦笑い。
さらに「持久力タイプか、瞬発力タイプか」という問いに松坂は「持久力タイプかな」とつぶやくと「ずっと悩んでばかり。悩みながらもできることをコツコツとやろうという感じになる。それをどれだけ長く続けるか」と、数々の作品で主演を務めるなど日本を代表する俳優であるにも関わらず、意外な自らの特性を挙げていた。
映画は公開からヒットを記録している。松坂は「この作品は陸上やスポーツをやられている方はもちろん、そうでない人も、すべての生活のなかで、心にひだに触れるような作品になっています。ラスト、極上の10秒を楽しんで」と作品をアピールしていた。
