俳優のオダギリジョーが27日、TBS系『人生最高レストラン』（土曜午後11時30分）に出演。かつて韓国で炎上した件を謝罪した。

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　この日、オダギリは韓国・釜山の老舗クッパ専門店・海雲台（ヘウンデ）元祖ハルメクッパを紹介した。続けて、「なぜ、このお店を取り上げたかというと」と切り出し、「謝らなきゃいけないことがありまして……」と告白。「このお店に初めて行ったのが2011年くらいなんですけど、お店の人に『サイン書いてほしい』って言われたんですよ」と述べ、「韓国ってサインの横に本人の写真を貼る文化があるんですよ」と説明した。

　オダギリは「日本人の客が来た時に、僕の写真が貼ってあってサインが全く違ったら、ちょっとおもしろいかなと思って。『こうだくみ』ってひらがなで書いたんですよ」と回想。MCの極楽とんぼ・加藤浩次が「なにしてんの？」とあきれると、「おもしろいと思ったんでしょうね。そしたら、それが大炎上してしまって……。全く違う『こうだくみ』って書いてあることに対して、『日本語が分からないことをバカにしてるのか』って」と苦笑した。

　その時は韓国映画『マイウェイ 12,000キロの真実』に出演していたそうだが、なんとボイコット運動が勃発。オダギリは「僕としては、あくまで韓国人をバカにしたわけではなく、日本人のお客さんのための、ファンサービスの小ボケだったので、なんで謝んなきゃいけねぇんだよって感じだったんですよ」と告げ、同映画の完成披露試写会でもスタッフから「謝りなさい。謝ってくれないと、映画も被害を受ける」と指示されるも、「おっしゃる通りだけど、自分には自分の信念があった」と謝罪しなかったとした。

　一方で、オダギリは「そのお店に、個人的に謝りに行った」とのこと。お店からは「あのサイン、盗まれちゃったんです」と言われたそうで、オダギリは「もう1回書きますよ」と「こうだくみ coming back again!!」と記したそうだ。

　これに加藤が「なにやってんだよ！　あなたなんなの？　あなた何をしたいの？」と声を荒げると、49歳のオダギリは「50（歳）を前に、ようやく本気で謝れるようになったんすよ」とひと言。「韓国のみなさんに、少しでもいやな気持ちをさせたことは自分のせいなんで……」と語ると、「なんであんなことしたんだろう。分かんない。自分が分かんない。でも、今の自分は心から謝れる自分に成長しました。それはきっと韓国のみなさんのおかげです。カムサハムニダ」と頭を下げた。