KADOKAWA、カドコミで初の海外漫画家作品を展開 新レーベル「角川青羽」を開設

株式会社KADOKAWAは29日、中国子会社の角川青羽(上海)文化創意有限公司と共同で、漫画サイト・アプリ『カドコミ』内に新レーベル「角川青羽レーベル」を30日に開設し、海外漫画家による日本語版作品の配信を開始すると発表した。

新レーベル『角川青羽レーベル』を開設する【写真:(C)KADOKAWA QINGYU (Shanghai) Culture & Creation Co., Ltd.】
新レーベル『角川青羽レーベル』を開設する【写真:(C)KADOKAWA QINGYU (Shanghai) Culture & Creation Co., Ltd.】

『極熱進化』など3作品がフルカラーで新連載スタート

 株式会社KADOKAWAは29日、中国子会社の角川青羽(上海)文化創意有限公司と共同で、漫画サイト・アプリ『カドコミ』内に新レーベル「角川青羽レーベル」を30日に開設し、海外漫画家による日本語版作品の配信を開始すると発表した。

 本サービスでは、角川青羽が企画・編集を担う海外作家の作品を日本語に翻訳し、国内ユーザー向けに発信する。すべての作品がフルカラーで制作され、縦スクロール漫画やページ漫画など、作品の特性に合わせた形式で展開するという。すでにポータルサイト版では9作品が先行配信されており、レーベル開設にあわせて新たに3作品が連載を開始する予定となっている。

 新連載のひとつ『極熱進化 Emotions Evolution』は、「The 1st TATESC COMICS Global Awards」にて中国語簡体字金賞と翻訳出版賞銀賞を受賞した作品で、アクションRPG『エルデンリング』のコミカライズ『ELDEN RING Become Lord』を手掛けた新鋭によるオリジナル連載となる。最高気温が52度に達した街を舞台に描かれる新感覚のパニックホラーだ。

 そのほか、『ニート作家、書かないと殺される境地に立たされています。』、『重慶の森~無職、独身、アラサーの田舎暮らし~』の連載もスタートする。

『カドコミ』は2014年にポータルサイト『ComicWalker』として始まり、2024年に全面リニューアル。24年5月にはアプリ版も誕生し、約200作品の連載を初回無料で楽しめるサービスとして拡大を続けている。25年8月末時点でアプリの累計ダウンロード数は150万件を突破し、現在1200作品以上を掲載している。

次のページへ (2/2) 【写真】新連載がスタートする海外漫画家作品の一部始終
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